「要介護5の義母の介護生活も6年目になります。夫は退職して、家にいるのですが、介護は、義母と同居する義弟と近くに住む私任せ。労いの言葉もなく、自分ファーストの生活を送っています。そんなとき、私が友人から旅行に誘われたのです」

■友人に誘われた旅行。訪問入浴の日と重なっていて...
義母の介護生活もかれこれ6年目。
義母は独身の義弟と2人で私達の近所に暮らしていますが、夫は当初から介護には関わりたくないようでした。
6年前は遠距離通勤をしていたので仕方がないと思っていましたが、現在は定年を目前に仕事を辞めて毎日家にいます。
それでも相変わらず自分のやりたいことが優先。
義母のお世話を代わってもらおうとお願いすると、思いっきりムッとします。
お世話を始めた頃の義母はまだ要介護2。
1人で食べることや歩くことはできていましたが、粗相や認知症による見当識障害などがあって目が離せない状態でした。
デイサービスへは毎日のように通っていましたが、その送り出しや帰宅後の食事、さらに義実家に連れて帰ってハミガキをして着替えさせるなどのお世話が必要でした。
その頃の私は、介護サービス施設と同じくゴールデンウィークやお盆休みもなく、2、3日家を空けることもままなりません。
家を空けるときは、義母をショートステイに預けるなどの予定を3カ月前から立てる必要があり、まとまった自分の時間を捻出することは大変でした。
そんな中でも、夫は1カ月のロングバケーションを取って海外に語学留学に行ったり、旅行に出かけたり。
「(義母の世話を)代わってあげるから行っておいで」などと声をかけてくれることは皆無。
いつも自分ファーストでした。
夫はどこにも出かけられない私に「(自分で)行ける状態を作って、行きたければ行けばいい」などと言います。
夫からすると、どこにも行けない状態を作っているのは私自身であり、「それをどうにかできないあなたに問題がある」という考え方でした。
そんな介護生活も6年が過ぎ、義母は要介護5で寝たきりになりました。
今は小規模多機能施設と義実家の2カ所を行ったり来たりし、一週間のうち半分だけ義実家に戻ってきます。
私は週末と月に2回の訪問入浴の時に行けばいいので、以前に比べればずいぶんと楽です。
それでも訪問入浴の日や週末には予定を入れないように気を遣いながら、ここ1年ほど過ごしてきました。
そんな折に、友人から「2、3日泊りがけで出かけない?」とお誘いを受けました。
日程を確認すると義母の訪問入浴の日と重なっています。
散々迷った挙句、私は「出かけよう」と決意し、思い切って夫に義母のお世話をお願いしました。
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