「大学進学を機に実家を離れて40年。近くに兄が住んでいることもあり、父は、私を疎んじるようになりました。先日、年末年始の帰省を父に打診すると、拒否されてしまったのです。父との間に心の距離を感じずにはいられません」

■父は大学進学を機に家を出た私を疎んじるように
関東圏にある実家を離れておよそ40年。
それでもいわゆる盆暮れ正月には実家に帰省していたのですが、最近は足が遠のいていました。
それでもそろそろ一度帰ろうと思い、年末年始の帰省を父(89歳)に打診しましたが、予想外の答えが返ってきました。
「兄(61歳)が近くにいるんだから心配には及ばない。別に帰ってくることはない」
そうきっぱり拒否されてしまったのです。
「お父さん、あなたに気を遣って言ってくれてるんじゃないかしら?」
妻(56歳)はそう言って慰めてくれます。
「それはそうかもしれないけど、家を離れて暮らしてるお前に心配してもらわなくてもいいって言われたんだぜ。子どもが親を心配して悪いのか?」
「まあ、その言い方はちょっとひどいとは思うけど...今に始まった話じゃないでしょ?」
実家の近くに住み、何かと父を援助していることもあって気に入られている兄と比べて、大学進学を機に家を出た私は父の印象がよくありません。
今までもいろんな機会に「お前は家を出てすっかり独立してしまって...」と、私を疎んじるような物言いに悩まされることがありました。
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