「娘が生まれたときに耳を疑うような言葉を呟いた義母。今ではいいおばあちゃんで、私たち家族との関係も良好。一体、なぜそんな酷いことを言ったのでしょうか? そこには夫の幼少期に理由があって...」

■息子である夫の子育てに苦労したと言う義母
「あんたたちも、大変な目にあえばいいのよ!」
実は夫の幼少期は、大変に手がかかる子どもだったそう。
いたずらがとても多く、育てるのにとても苦労したというのです。
共働きだった夫の両親は、子どもの世話を、祖母である義母の母親に任せていたとのこと。
しかし、祖母が目を離した隙に、夫はいたずら三昧。
危うくボヤを起こしかけたり、気付いたらいつの間にか家から脱走していたりしたこともよくあったというのです。
そのたびに仕事中の義母が呼び出され、それは夫が小学校に上がっても続いたそう。
夫と年子の弟は、夫とは違っておとなしい子どもだったらしいので、夫の振る舞いは、なおさら義母を悩ませたようです。
中学に上がる頃には、ようやく夫の蛮行は落ち着いたとのこと。
しかし、それまでの期間、義母は寝ても覚めても、夫のことで心労が絶えなかったと言います。
今でこそ、良好な親子関係を築いている夫と義母。
また、夫が子ども時代に手がかかってどうしようもなかったことも、今では笑い話です。
しかし、私たち夫婦に娘が生まれたとき、大変だった当時の記憶がよみがえったのでしょう。
義母は先述の呪いの言葉を吐いたのです。
初めての子育てに奮闘していた私も夫も、その時、義母に言われたことなど、すっかり忘れていました。
しかし、つい最近のこと。
娘が生まれた頃の写真や動画を久しぶりに見返していて、私はふと思い出したのです。
夫にそのことを話すと、そういえば、と夫も思い出した様子。
どうやら、夫も忘れていたようです。
義母が、自分が吐いた呪いの言葉を覚えているかどうかは分かりません。
しかし、思い出したからには、私はそう簡単に忘れることはできません。
そして、思い出すたびになんとなく嫌な気持ちになってしまいます。
今後、義母が杖を持った悪い魔女に見えてしまわないかが心配です。
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