「私、もう耐えられません。家を出て行ってください」アラフィフ夫婦の別居理由は、夜の...<後編>

「10年に及ぶ単身赴任生活が終わり、自宅に戻った私。娘も巣立ち、これからは夫婦水入らずの生活が始まると思っていました。しかし、待ち受けていたのは妻からの別居宣言。まさか私のいびきが原因だとは...。小さな部屋を探し、1人での生活を始めた私は...」

「私、もう耐えられません。家を出て行ってください」アラフィフ夫婦の別居理由は、夜の...<後編> 25.jpg

■生活も財布も別。このままでは離婚も視野に...

結婚して24年間、妻とはけんからしいけんかもせず、穏やかに暮らしてきたつもりでしたが、ここへ来て別居という話が持ち上がりました。

気の強い妻と穏やかな性格の私として、それなりにうまくいっていると思っていたのですが...。

会社の昼休みに、ネットでアパートを探しました。

職場からバイクで5分のところに月3万5千円、敷金礼金なし、という物件が見つかりました。

メールで申し込みを済ませ、次の休みの土曜日に、不動産会社と約束し、アパートの内見に行きました。

築年数は35年と古いのですが、とりあえず、1人で住むには問題はないかと思い、その日に契約を済ませました。

通勤時間4時間が10分に短縮され、自由な時間が増えて、本が読めるようになりました。

小説を中心に1日1冊のペースで読書をしています。

妻からは、たまに電話がかかってきます。

妻は8月にパートからフルタイムに勤務を変更したようで、日勤だけですが残業も2時間ほどあるようで大変そうです。

9月に「財布を別にしましょう」と妻が言いました。

それまでは私の給料で生活費をまかなっていたのですが、フルタイムになって自活のめどが立ったようです。

娘が独立して、それまでかかっていた教育費が不要になったこともあるかと思います。

それ以来、経済的にも別々の状態になっています。

一人暮らしになって、妻に気を遣うこともなくなり、気楽でいいとは思うものの、これがずっと続くのかと思うと、不安にもなります。

いびきは一生治らないと思うし、このままなら熟年離婚、という言葉もちらつきます。

この年になって独身になるのはしんどい...退職まであと11年、その後は長い老後が待っています。

独居老人、孤独死、という暗いイメージがわきますが、まあ、まだ、時間はあるので気にしないことにして、日々を過ごしています。

健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
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