「結婚して24年間、妻とはうまくいっていると思っていました。そう思っていたのは私だけだったのかもしれません...。10年に及ぶ単身赴任がようやく終わり、自宅での生活に戻った私が妻から告げられた『別居宣言』。その理由とは...」

■10年間の単身赴任生活。もう昔の生活には戻れない...?
2021年7月のある日のことです。
5時に目覚まし時計の音で目が覚めました、よく眠れたようです。
着替えていると、隣の部屋で寝ていた妻(49歳)が起きてきて言いました。
「いびきがうるさくて眠れなかった」
「いびきなんか、かいているかな」
「かいています。夕べは2時間半しか眠れなかった」
「悪かった。でも、しょうがないじゃないか」
妻とは私が30歳のときに職場の上司の紹介で知り合い、結婚しました。
私は出身は関東ですが大学が中部で、そのまま中部で就職しています。
妻は看護師で、近くの病院でパートで働いています。
娘(23歳)がいるのですが、大学から隣県に移って、看護師として隣県で働いているので、いまは妻と二人暮らしです。
私の仕事は下水処理場の維持管理で、主に水質分析をしています。
仕事自体はルーティンワークで、残業もなく、定時で上がれるので楽なのですが、通勤に2時間ほどかかり、それが一番疲れます。
その晩は、妻からの苦情もなく、不満を言って満足してくれたかなと思っていました。
しかしその翌日に「やっぱり、いびきがうるさくて寝付けなかった。なんとかしてほしい。これでは仕事にも差し支える」と文句を言われました。
「なんとかするといっても、いびきは自分ではどうしようもないじゃないか」
「家を出て行ってください。別居しましょう」
「家を出るのはいいけれど、すぐには無理だ」
私は40歳から10年間、東京で単身赴任の生活を送っていましたが、私が家にいないことが普通になり、家に戻ってからも妻はわずらわしく感じていたようです。
それが別居発言につながったのだと思います。
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