「年は取りたくないものです。最近、物忘れがひどい65歳の夫。ドライブ中、シートベルト未着用のランプが点灯していたので、当然夫だと思い強い口調で問い詰めると、実は...。物忘れが本当に危ないのは私だと反省した出来事でした」

■鬼の形相で夫のシートベルトを確認すると...
車の「シートベルト未着用」のランプが点灯しているのを見て...たまりにたまった怒りを爆発させてしまいました。
「あなた、シートベルトしてないんじゃないの!?」
腹が立っていた私は、夫を一瞥もせず、運転しながら激怒しました。
その剣幕に、夫は一瞬たじろいだようですが、ぶつぶつ言いながら確認して「えっ、シートベルトしてるぞ...」とボソリ。
私は怒りが抑えられず「シートベルト未着用のランプが点いてるでしょ!」とエスカレート。
すぐに路肩に車を寄せて止め、我ながら「鬼の形相」で夫のシートベルトを確認しました。
すると...何故かちゃんと夫はシートベルトをしているのです。
恐る恐る私は自分のシートベルトを確認しましたが、なんということでしょうか! シートベルトをしていなかったのは私だったのです。
「あれ! 私やったわ~」と、薄ら笑いをうかべ引っ込みが付かなくなっている私に夫は「ほんまに漫画やな~」と笑ってくれて事態はなんとか収拾しました。
夫からのそれ以上のツッコミもなく助けられましたが...。
この先こんな頓珍漢なけんかや会話をどれほど繰り返すのだろうと思うと、恐ろしい気持ちになりますが、あまり夫の物忘れを責めてはいけないなと反省した次第です。
本当に危ないのは私のようにも思えてきました。
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