義母の食事会には行きたくない。長男の嫁の私と「次男の奥さん」との「長年の確執」<後編>

「夫は3人兄弟の長男です。最近、一人暮らしをしている義母が息子たち家族を集めて食事会をしたいようなのです。でも、私はどうしても参加したくありません。その理由は、次男のお嫁さん。数年前に義父が亡くなったときの彼女の恐ろしい言葉が忘れられません...」

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■今でも忘れられない義妹の言葉とは

当時、我が家は義実家から遠く離れた場所に住んでいました。

そのため、大病を患っていた義父の世話を必死にする義母を、夫に代わって義母の近くに住む次男が支えてくれたのです。

頑張ってくれた次男には、本当に感謝しかありませんでした。

義父がいよいよという連絡が入り、なんとか義父の最期に間に合った私たちは、次男夫婦に心からの感謝を伝えました。

Aが信じられない言葉を発したのは、その時でした。

「お義父さんの遺産は、うちが全部もらいますからね。そのために今まで頑張ってお世話をしてきたんだから!」

もちろん、そう言ったAの気持ちは分からないでもありません。

大変なことを次男夫婦に任せきりにしてしまったことは事実です。

しかし、義父が亡くなりそうというその場で、お金のためにお世話をしたと言い切ったA。

私には返す言葉がありませんでした。

どうぞお好きなようにとだけ、答えた記憶がかすかにあります。

私はそれ以来、Aとは一切の付き合いをしないと決めたのです。

夫や義母、夫の兄弟たちも同席した場での発言でしたが、その後Aのこの発言について、あえて口にする人はいません。

しかし誰も、Aの言葉を忘れてはいないでしょう。

義父を亡くした今、義母が望むのは息子と孫たちが幸せに暮らすことです。

そんな義母の願いを叶えるためには、私とAも食事会に参加するのが一番良いのでしょう。

しかし私には、Aがとても恐ろしい存在に感じられ、関わりたくはないのです。

義母を傷つけたくはありませんが、私はAとの付き合いを続けていくのは、やはり難しい気がします。

そのため、食事会への参加は何とかして断りたいと思っています。

健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
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