20代で結婚、2男1女を授かり、主婦として暮らしてきた中道あんさん。でも50代になると、夫との別居、女性としての身体の変化、母の介護...と、立て続けに「人生の転機」が訪れます。そんな激動の中で見つけた「50代からの人生を前向きに過ごすためのヒント」。
ちょっとしたことで「ラッキー!」とテンションがあがったり、「ツイテナイ...」と落ち込んだり...日々の生活のなかでなんとなく意識している、運。中道あんさんが意識して行っていることは?
【前回】秋の夜長、あえて「短くする」幸せ。「何もしない私」も悪くない

ほぼ毎日15分歩いて、カフェに行きます。
その途中、仲良しの犬に会えたらラッキー。
信号待ちにひっかからず、カフェまでいけたら、「超ラッキー!」と思う。
けれど、電車に間に合いそうもないときに限って、長い信号待ちにひっかかると、イライラしながら「今日はツイテナイ」って感じちゃう...。
たとえば、こんなふうに、いつも心のどこかで運を意識しています。
みなさんは、「運がよくなるといいな」と願ってはいませんか?
では、どうしたら運がよくなるのでしょうか。
結論から言ってしまうと、それは、私にはわかりません。
でも、私は運がいい方だと思っています。
なぜなら、こうして毎日元気でごはんが美味しい。
それだけで、十分有り難いことです。
「え?そんなことで」と思われる人もいるかもしれません。
運・不運というのは、誰にでも公平に起きていて、それをどうとらえるかで感じ方は違うと思うのです。
私が、電車に乗り遅れそうになったのは、「あと5分」早く家を出ればよかっただけのこと。
これは、私の悪い癖が出ちゃったとき。
信号は機械的に正確にリズムを刻んでいます。
5分間の心の余裕があれば、信号待ちでイラつくことはなかったのです。
つまり、「運」なんて自分の行動と捉えようで変わると思っています。
人は本能的に、痛みや恐怖を避け、安心の中に留まりたい生きものです。
だからこそ、「運を上げたい」と願うのは、実は「より深い安心を求める心の動き」なのかもしれません。
私の家では、観葉植物をたくさん育てています。
それは、部屋の中の「氣の流れ」を良くするためです。
部屋の空気が滞っていたら、なんとなく重い気持ちになるから。
それでは、人生がうまくいかないだろうな。
そう思って育て始めたのです。
観葉植物のお世話は、心にゆとりがないとできません。
世話を怠っているときは、決まって気が急いているものです。
観葉植物に元気がなくなると、それは私の心のサインでもあるので、ちょっと自分の行動を振り返るようにしています。
ひとり暮らしを始めようと思ってから、トイレ掃除を毎日するようになりました。
便器の蓋を閉めるのがデフォルト。
それだって、運気UPのおまじないの一つとして始めたのです。
1年以上続けていますが、ぴかぴかのトイレは気持ちがいい。
そうしたら、出先のトイレでも、次の人のためにトイレットペーパーを交換したり、クリーナーで丁寧に拭いたりするようになりました。
これは、大きな変化でした。
他にも、神社の朔日参りなどを積極的にやっていますし、良いと言われることをちょこちょこと取り入れてはいます。
それによって運気が上がったかどうかはわかりませんが、自分の気分が晴れることが一つずつ増えているように思います。
「今日はツイている!」「やったーラッキー!」小さなことでも喜べる人であれば、人生の流れは少しずつ軽くなる気がします。
運がいい人には、それなりの振る舞いと行動パターンがあるのではないでしょうか。
運も幸せも、「自分の中」から育つものなんですよね。
結局、運気がいい人が持っているものは、「ちょっとした心の余裕」なのかもしれません。
自分のペースで暮らしを整え、気分よく過ごす日々こそが、最高の開運習慣だと感じています。
- ※
- 健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
- ※
- 記事に使用している画像はイメージです。








