「高校時代からの親友。40代になった現在も交流が続いていました。でも、『親友だと思っていたのは、私だけ?』と切なく思ってしまうことがあって...」
■「親友だと思っていたのは私だけ?」と思うと切ない...
「あ~ごめん、友人と出かけることになってて」と思いがけない返事がきました。
私は結婚してから1年、大親友との食事を楽しみにしながらも彼女の多忙な状況を理解し、邪魔にならない程度に誘っていたのにこの返事にはとても悲しくなりました。
結婚のお祝いがほしかったわけではなく、顔を見て結婚を報告したかっただけでしたが、そのときお祝いをいただいてないなと気がつきました。
でも大切な友達なのでこれを受け止め彼女から誘ってくれるのを待つことにしました。
そんなとき、彼女のパート先の近くに行ったのでちょっと寄ってみました。
すると「つわりがひどく退職しましたよ」と......。
私が立ち寄ったことが職場から連絡がいったのかメールがきて、「久しぶり! 元気?」と「上の2人のときは全くなかったつわりが今度はひどくて」などと退職した理由や近況を教えてくれました。
私は大事にしてねと返信し、もやもやした気持ちを静めるに苦労しました。
彼女のことを思い出さないように生活をしていたある日、「産まれました」と写真付きメールが届きました。
「おめでとう」と返信するのが精一杯でしたが、上の子たちと同じように出産祝いとちょっとした贈り物を発送しました。
すると慌てたかのように数日後「結婚祝」と食器セットが届き、もう一つ「内祝」が同梱されていました。
そのとき私は結婚して2年がたっていました。
産後の彼女には悪いなと思いながら手紙を書きました。
複雑な心境だと。
出産を知ればお祝いを考える仲だとまだ私は思っていました。
ですので、出産報告をしてきた彼女にお祝いを贈らないわけにはいきませんでした。
彼女は旦那さんに話したらしく「旦那から友達を大切にしなくちゃって、怒られちゃった」って連絡がきました。
ですが現在はそれを最後に疎遠になっています。
シニアになった今、あんな行き違いは「彼女の個性」と笑ってあげたら今でも仲良くしていたのかなと思うことがあります。
今彼女が連絡して来たら昔のようにまたつき合えるのだろうか、許してあげられるのか。
今の私に彼女がまだ必要なのか、と切なく考えています。
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