「ごめんね...」トイレに間に合わず涙した80代義母。二度と悲しい思いをさせないために...!<前編>

「90歳を目前にした義母との移動、それはたった20分の道のりであっても『トイレ問題』が勃発することもあるのです」

「ごめんね...」トイレに間に合わず涙した80代義母。二度と悲しい思いをさせないために...!<前編> 19.jpg

■高齢の義母との外出は準備万端だったが...

90歳を目前に足を骨折した義母が、いつもとは違う病院への通院を余儀なくされることとなりました。

義母は現在介護施設に入所しているのですが、怪我などでの通院となると家族が病院に連れて行くことになります。

初めての場所への移動が不安だったので、夫と私の2人で母を病院に連れて行くことになりました。

夫婦それぞれで役割分担をすることにしました。

夫は車の運転と母の歩行を担当。

そして私は、車内での母のお世話&手荷物の管理・病院での支払い関係・トイレ休憩のサポート担当になりました。

とはいえ、母が生活している介護施設から病院まで片道約20分と比較的近い距離ですので、初めは不安だったものの、1年余りの通院期間で特に問題が起こることはありませんでした。

そんな感じで通院にも慣れ、もう大丈夫と安心しきっていたころにトイレ問題が勃発しました。

それはいつも通りに夫と一緒に義母を連れて病院へ向かう途中の出来事でした。

義母から「トイレに行きたい」と告げられ、すぐ近くのコンビニに向かいました。

ですが到着したところで、「コンビニのトイレは狭くて使い勝手が悪い。ドラッグストアとかスーパーの広いトイレに連れてって」と言われたのです。

以前はコンビニのトイレでOKだったのでちょっとびっくりしたのですが、きっとそのときに何か問題があったのでしょう。

「広くて使いやすいトイレ=多目的トイレ(多機能トイレ)のことだな」と考え、さっそく検索開始です。

すると、一番近くの多目的トイレは目的地の病院だということがわかり、仕方なく到着までガマンしてもらうことになりました。

しかしその結果、間に合わせてあげることができませんでした。

これは義母にとって本当につらいことだったのでしょう。

「ごめんなさいね」と何度も言いながら涙をこぼしてしました。

その場は「大丈夫、大丈夫」とやり過ごしたのですが、後味の悪さに私たち夫婦も落ち込みます。

この経験から私達は「トイレ1つで義母にこんなつらい思いをさせてはいけない」と奮起。

「お義母さんラクラク移動プロジェクト」を立ち上げました。

このプロジェクトの最大の目的は「義母がトイレの心配をすることなく安全にラクラク移動すること」です。

健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
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