「他人には理解できない、その家族だけのルールってありますよね。食事中に義母が義父だけに出すフルーツ。私はずっと不思議に思っていたんです。夫に聞いてみると、どうやら夫が小さかった頃からの習慣だそうで...。今でも違和感があります」
■一人で黙々とフルーツを食べる義父
それは、義母が「義父にだけ」別皿でフルーツを出すこと。
しかも、食後の果物を自宅から持参し、売っているカットフルーツの様にきれいにひと口大に切って出すんです。
義母の分も、もちろん私達の分もありません。
何故か義父の分だけきっちり持参してくるのです。
でも、夫もそれが当たり前のようにしているので聞いてみると、もともと野菜や果物をあまり食べない義父の健康を心配した義母が「少しでも果物を食べてくれる様に」と夫が子どもの頃から続いている習慣なんだそう。
夫も昔は同じ様にカットしてもらっていた果物を食べていたそうで、特に不思議とも思わないようです。
義母に「夫の分はあなたが用意しなさい」と言われないのは有り難い気がしますが...毎日、一人で黙々と果物を食べている義父を横目に、皆で雑談をしながらお茶を飲んでいる光景は、私には不思議で仕方ありません。
「いつもの食材はうちが提供しているのだから、たまには皆の分も持ってきてくれたらいいのに」「もう少し子どもが大きくなって『どうしておじいちゃんだけ?』と聞かれたらどう答えよう?」など考えてしまいます。
果物や食材でそんな事を考えてしまう自分は心の狭い人間だなと思うのですが、日々モヤモヤしてしまうのです。
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