部署異動した元同僚が嫌がらせ...その幼稚過ぎる「うっぷん晴らし」の理由とは<前編>

「私のパート先での話を聞いてください。最近まで、同僚のA子の嫌がらせに悩んでいました。もともと、機嫌が悪いと、周りに当たるような人です。私に対する嫌がらせは、彼女が部署を異動したことから始まったんです」

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■異動するA子の役職を引き継いだ私だが...

食品加工のパートをしています。私の部署は女性ばかりの10人構成で、年齢は40から50代と同世代です。

女性ばかりの職場なので小さなトラブルなどはありましたが、大きな問題もなく順調に仕事をしていました。

そんな日常が崩れたのは、部署の仕事量が大幅に減ったことが原因でした。

仕事量が減れば当然仕事の時間も減り、給料も減ってしまいます。

そこで、もっと稼げる職場を見つけて転職する人も出てきました。

そんな中、チームリーダーだったA子さん(56歳)は、同じ工場内で労働時間が多い別の部署に自ら希望を出して異動することになりました。

A子さんは、部署内では一番の古株だったためチームリーダーをしていましたが、自分の仕事を減らして気に入らない人の仕事を増やしたり、機嫌が悪いと大人しい人に当たり散らすなど、自分に甘く他人に厳しいところがある人でした。

それでも、「まあ、古株だから仕方ない」と、周りはあきらめていたのです。

その彼女が他の部署に異動することで、同じ部署内では「これで仕事がしやすくなる」と歓迎ムードになりました。

そしていよいよA子さんは、部署を異動していき、彼女の次に古株だった私がチームリーダーに繰り上がることになったのです。

チームリーダーと言っても、給料が増えるわけではありません。

他のパートさんと同じ仕事をしながら、部署内の仕事の割り当て表を作ったり、掃除の当番を平均になるようにローテーションを組んだりと、雑用的な仕事が増えるだけです。

それでも、まかされたからには皆に納得がいく平等な割り当て表を作ろうと、私なりに頑張りました。

A子さんは、皆が仕事をしている間に自分だけ仕事を離れてよくローテーション表を作っていましたが、常々皆から「あれはサボりだよね」とか「毎日時間かけすぎだよね」などと愚痴が出ていたのを知っていたので、就業時間内には作らず、家で作るようにしました。

そんなある日、公休明けに仕事場に入ったら、壁に掲示してあるローテーション表がなぜかシワだらけに。

一体何があったのか聞いてみると...。

健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
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