正月の食事会。高齢の母が「食べられるもの」をみんなで持ち寄ったら、思いやりがいっぱいに<後編>

「毎年恒例の仲の良い親戚を集めた食事会。前回は高齢の母がほとんど食べられるものがなかったという反省点を生かし、今年はみんなが母のためにたくさんの食べ物を持ち寄りました。会話も弾み、何よりも母も嬉しそう。素敵な1年になりそうです」

正月の食事会。高齢の母が「食べられるもの」をみんなで持ち寄ったら、思いやりがいっぱいに<後編> 10.jpg

■テーブルには思いやりがあふれて...

すると母はテーブルに並んだたくさんの食べ物を見ながら、少女のようにニッコニコの笑顔に。

「あらー、こんなにたくさん食べれるかしら?」

なんて言いながらも、一口ずつできるだけたくさんの種類を食べようと頑張っていました。

きっとこの時の母は、みんなの気持ちに気付いていたのでしょう。

全員の思いにこたえるように、「これは誰が持ってきてくれたの?」なんて聞きながら嬉しそうに味わっていました。

その様子を見てみんなも一安心。

ここからは大盛り上がりの大宴会でした。

パクパクパクパクむしゃむしゃと持ち寄ったものを食べたり、近況報告をしあったり。

きっとスタートが良かったからかな? 

いつも以上に穏やかで楽しい時間を過ごすことができました。

みんな忙しく、普段はなかなか集まることのできない親戚同士です。

だけどこうしてたまに集まる時に、何も根回しせずともとこんな風にテーブルが思いやりで溢れかえるなんて、「やっぱりみんな素敵!」そう思える出来事でした。

こんな楽しい食事会がこれからもずっと続きますように。

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