「兄の転勤で引っ越した義姉の代わりに母のおせち作りの手伝いをすることになった妻。実家から帰って来た妻はご立腹の様子。訳を聞いてみると、文句ばかりのうえ、家事の手伝いまでさせられたそう。母に抗議のつもりで電話してみると、思いもよらぬ返答が...」
■「私が家事を仕込んであげるわ」と母...
「もういや! 二度と行かないから!」
休日のご奉仕を終えて帰宅した妻はひどくご立腹。
「ご苦労様、いったいどうしたんだ?」
「あんなの付き合いきれません、無茶苦茶よ、お義母さんは!」
話を聞くと、野菜を切れば皮のむき方が汚いと言われ、黒豆を煮るのに釘を入れ忘れたらそんなのは常識だとなじられ、何をやっても文句ばかり。
「挙句の果てに、洗濯物を畳んでないって言い始めて」
「なんだそりゃ?」
「煮物をしてる間の空き時間に、それぐらいするもんでしょ? だって! 私は家政婦じゃないわよ!」
さすがにこれはと思い、母に電話を入れました。
「あら、ひろし。今日はゆう子さんに来てもらえて助かったわ。次のお休みもお願いね」
「いや、母さん、ゆう子から聞いたんだけどさ...」
「みち子さん(義姉のこと)に比べると手際は悪いけど、片手間主婦じゃしょうがないわよ。この機会に私が仕込んであげるって、伝えておいてね」
絶句です。
その次の休日、妻が仮病を使ったのは言うまでもありません。
電話でそのことを伝えました。
「まあ、大変ね。じゃあ、早く治してまた来てください、って」
「またって? だって、もうお節は間に合わないだろ?」
「だから、家事を仕込んであげるからいらっしゃいってことよ」。
...とても妻には言えません。
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