「あんたの旦那に電話したら帰るね」難産の私を分娩室に残して帰った母...5年後も酷い言葉で<前編>

「幼い頃に両親と生き別れ伯父の養女となり、実父の兄を『父』、血のつながっていない伯母を『母』と呼んで育ちました。私が出産した時、母の私に対する思いを知ることになり、ショックだった話です」

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■娘の出産と稲刈り。母はどちらを優先した?

幼い頃に両親と生き別れ、伯父の養女となり、実父の兄を「父」、血のつながっていない伯母を「母」と呼んで育ちました。そんな私が出産した時のエピソードです。


息子を妊娠した際、すぐに母に妊娠を報告すると、出産予定日をきかれました。

9月下旬と答えたところ、あっさりと「稲刈りの時期だから忙しい」と言われてしまいました。

忙しいといっても、実家は家族で消費する程度の米しか作っていません。

稲刈りも兄が中心に行い1日で終わります。

それでも、孫が産まれることよりも稲刈り優先なのかと唖然としました。

当然孫が産まれることを喜んだり祝福してくれたりすると思っていたので、まさかの残念な反応でした。

「帰っておいで」とも言われないので妊娠中も里帰りせず、夫と二人でアパート暮らしをしていました。

出産当日の朝、陣痛が始まったのでタクシーで一人病院に向かいました。

夫は仕事中で携帯電話がつながりません。

母に電話しにくいものの、黙っているのも怒られそうなので、父に電話しました。

午後になった頃、父母が病院に来てくれたのですが、着いてすぐに母が「家に帰る頃には夕方になっちゃうから、あんたの旦那に電話したら帰るね」と言って父を連れて去って行きました。

健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
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