「程よい距離感って大切だな、と思った出来事です。幼稚園の頃に仲良くなったママ友のSさん。とても社交的で顔が広く、頼りになる存在でした。お互いの子どもたちが大きくなってきた頃、Sさんは自宅でマッサージ店を開きました。押しが強いSさんに負けて、私も一度行ってみたのですが...」
■顔の広いママ友が自宅でマッサージ店を開業
15年ほど前、現在18歳の長女が幼稚園の頃に、同じ園に子どもを通わせるママ・Sさんと知り合いました。
Sさんはとても社交的なタイプです。
ママたちの知り合いが多く、なかなかママ友ができなかった私はSさんのおかげで助けられたことがたくさんありました。
当時はお互い専業主婦で、娘同士が同じクラスだったこともあり、幼稚園が終わった後にお互いの家を行き来して遊んだり、お休みの日に遊んだり仲良くしてもらっていました。
娘たちが小学校に入った頃からSさんはお勤めを始め、Sさんの娘さんは学童クラスに行くようになりました。
親子で遊ぶことは減りましたが、何かあれば相談できる心強いママ友でした。
娘たちが中学に入学した頃です。
Sさんはご自宅でマッサージのお店を開業しました。
開業当時、顔の広いSさんは幼稚園時代からのママ友たちみんなに「ぜひ来てね!」と宣伝して回っていました。
応援する気持ちで、一度だけ、とお店に行った人もかなりいたようです。
私も応援する気持ちはもちろんあったのですが、知り合いにマッサージしてもらうのは恥ずかしさから抵抗があり、最初は遠慮していました。
代わりにささやかですが、お祝いのお花を送らせてもらいました。
ところが、Sさんは押しが強い!
顔を合わせるたびに、「来てよ~サービスするよ~」としつこく言われ、これまでの付き合いもあるし、一度だけ行ってみることにしました。
- ※
- 健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
- ※
- 記事に使用している画像はイメージです。