「たいした親でもないくせに!」親に反対された結婚...離婚を決めた「夫の許せないひと言」<後編>

「25歳のとき、両親の反対を押し切り5歳年下の夫と結婚しました。幸せだと思っていたのは、私だけ...。夫は浮気をし、どうしても許せないひと言が引き金となり、離婚しました。ただ、56歳になった今、やり直す方法はなかったのかと思うようになったのも事実です」

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■離婚当時は夫が許せなかったけど、今は...

なんと夫があるキャバクラの女性にハマってしまい、通っていると聞かされたのです。私は耳を疑いました。

あんなに両親の反対を押し切ってまで結婚した夫が、まさかそんなことをするなんて......。

しかも、相手は若い女性で、夫は、私と私の実家に気を遣いすぎ気疲れして、お酒で憂さを晴らすようになりキャバクラに行くことになったのだと。

この話を聞いても、夫にはしばらくは知らないふりをしていた私。

そんなある日、共通の友人たちと食事をすることがありました。

お酒も入り、みんないい気分になり、夜も更けてきた頃のことです。

すっかり酔った夫が、友人たちに私の父の悪口を言いだしました。

周りはみんな気まずそう......。

私は居ても立ってもいられなくなり、イライラも積もっていたので彼に意見してしまいました。

「毎日帰りも遅く、お酒も飲んで人前で家族のことをいうなんて最低だ」と。

その途端、彼は反論しました。

「たいした親でもないくせに!」と。

そして言い放った後、自分の口をしまった!というように手で塞ぎました。

なんということでしょう......。

そのあとのその場の雰囲気は、ご想像の通りです。

泣きながら帰宅した私は離婚を切り出しました。

夫はもちろん了承しました。

幸せだと思っていたのは私だけ。

それは勘違いでした。

結婚前の両親、特に父親と夫との関係は遂に最後まで解決することはなく、お酒の勢いでの一言が離婚の原因となったのでした。

ただ、当時は絶対に夫が許せなかった私ですが、56歳になった今、やり直す方法があったのでは、と思うようになったのも事実です。

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