「職場で出会ったパートさんの話です。50代のKさんという女性ですが、いつもハワイ旅行の自慢話をするので周囲からうざがられているようでした。私もMさんに延々と自慢話をされたのです」
■50代のおばさんの自慢話にうんざりする同僚
私が20代半ばの頃に働いていたショッピングセンターでの話です。
売り場にはチーフ(30代前半)の他に10名ほどのスタッフがおり、うち4名が40~50代のパート主婦の方でした。
その中に、Kさんという少しクセの強い50代の方がいました。
スタッフみんな仲が良く、定期的に飲み会を開くなど、楽しく働ける職場だったのですが、Kさんだけは嫌われているような感じでした。
仕事中はみんな普通に接していたのですが、休憩時間などKさんがいない場所では、陰口を叩く人がチラホラ...。
その理由は、Kさんの自慢癖にありました。
Kさんは、家族で行ったハワイ旅行の自慢話をするのが大好きで、スタッフ全員が聞かされていたようなのです。
私が働き始めた際にも「新たなターゲットを見つけた」と言わんばかりに、休憩時間になると私のところへ来てハワイ旅行の話を始めました。
当時の私は、人懐っこく声を掛けてくれるKさんに好感を持っており、ハワイ旅行の話も好奇心旺盛に耳を傾けていました。
すると、その後もKさんは「ハワイで買ったマスカラがね~」「ハワイで食べたパンケーキがね~」と、顔を合わせるたびにハワイの話をするようになりました。
さらに「これ、お土産がまだ残っていたから、あなたにあげるわ」と、ハワイアンな絵柄が入ったペンまでくれました。
よっぽど楽しい旅行だったんだな~、と私はのん気に考えていました。
そんなある日、別のパート主婦のMさん(当時40代半ば)と休憩時間が一緒になる機会がありました。
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