「あなたも行けば〜」と上から目線で5年前のハワイ旅行を自慢するパートのおばさん。すいません、私は...<後編>

「職場で出会ったパートのKさん。ハワイ旅行がよほど楽しかったのか、いつも自慢話をしています。ある日、職場の飲み会があってここぞとばかりに私は告白しました。別に悪気はなかったのですが、スカッとした体験談です」

「あなたも行けば〜」と上から目線で5年前のハワイ旅行を自慢するパートのおばさん。すいません、私は...<後編> pixta_93537569_M.jpg

■自慢話が大好きなおばさんに強烈なカウンター!

同僚のMさんは言います。

「あなた、Kさんの自慢話にずっと付き合ってあげて、えらいわね~」

Mさんによると、たいていの人はKさんの自慢話に飽き飽きして、距離を置いていくそうです。

Mさんも「あの人のハワイ旅行の自慢話にはうんざり」と、冷めた口調で言っていました。

聞いたところによると、Kさんが家族でハワイ旅行へ行ったのは5年も前だったそう。

そんなにも前のお土産のペンを私はもらったのかと、少しびっくりしました。

その後もKさんのハワイ旅行自慢は続き、さすがに私も疲れを感じるようになりました。

ある日、ふとKさんの口調がどこか上から目線というか、私が海外旅行に行ったことがない前提で話していることに気付きました。

当時、私は働いてお金を溜めては海外へ行って使い果たすという、いま思えば無計画な生活をしており、すでに10カ国近く訪れていました。

そして従業員一同が集まった、2~3カ月に1度の飲み会でのことです。

Kさんは相変わらず「ハワイで飲んだ青いカクテルが美味しくて~」と話を始めました。

周囲は「またか」と呆れ顔でしたが、空気が読めないKさんは一向に自慢話をやめず、ほぼ独壇場に。

隣にいた私に「あなたも海外へ行ったほうがいいわよ~」と話をふって来ました。

来た! と思った私は「いまのところ、10カ国くらい行きました」と返答。

すると、周囲は一斉に「ええ!? あなたそんなに海外へ行ってるの? すご~い!」と私に注目。

「どこへ行ったの?」と盛り上がる私たちをよそに、顔面を引きつらせ、唖然とするKさん。

その後、Kさんがスタッフにハワイ旅行の自慢話をすることはなくなりました。

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