「値段は伝えない」「全商品を最低1枚ずつ注文しろ」横柄な接客の店。学校指定だからと思い上がった末路は<前編>

「学校指定の制服店。こういうお店はお客を集めるのに困りませんよね。接客が雑になるのも理解できます。そうしたお店で起きたトラブルです」
「値段は伝えない」「全商品を最低1枚ずつ注文しろ」横柄な接客の店。学校指定だからと思い上がった末路は<前編> 43.jpg

■評判の悪い学校指定の制服店。仕方がなく訪れると...

2023年1月、我が子の進学のために、学校指定の制服店に行ったときの話です。

制服店の口コミ評価に「ありえない対応をされた」という悪い口コミが書かれていました。

しかし、ここ以外に指定店がなく、こちらが普通の態度で接している限り、さすがに最低限の接客はしてくれるだろうと思い、そこまで気にせずにお店へ向かいました。

学校からも連絡してもらい、店側が指定した時間に子どもと一緒に行くと、店の扉は閉まっていました。

中で何やら作業をしているようだったので、しばらく待っていると40代くらいの女性店員さんが扉を開けてくれました。

少しぶっきらぼうに「予約はしていますか?」と聞かれたので、「13時に予約している〇〇です」と名乗りました。

そのときには、私の後ろにもう1組、別の学校の在校生らしき親子も並んでいました。

店員さんは後ろの親子にも声をかけ、予約していないのにも関わらず、なぜか後ろの親子を先に案内しました。

別の学校、あるいは在校生だからすぐに済む内容なのかな? と思って待っていると、その親子は暖かい部屋に案内してもらっていたので、口コミにあったような悪い対応ではなさそうだと安心しました。

次に私たちが呼ばれたのですが、ワイシャツやネクタイやセーターなど、実物を見たいと希望したところ「ない」と言われました。

入学式に間に合いそうかと尋ねると「それは間に合わせます」とのこと。

それぞれの値段を尋ねようとすると、「何を何枚買いたいのか決めて伝票に書いておいてください」とだけ言い、店員さんは再び先ほどの親子のもとへ行ってしまいました。

「値段が分からないのに枚数を決めろと言われても...」

そう思いつつも、店の外で立ったまま住所と氏名、それぞれの希望枚数を書き終えました。

すると、先ほどの店員さんではなく、80代と思われる女性店長さんが登場。

「全ての商品を最低1枚は注文してほしい」

「冬物だけでなく、夏物を2枚以上買ってくれないと注文は受け付けられない」

よく分からないルールに従うと、ようやく店内の試着室に案内されました。

軽く採寸をして試着へ。

といっても冬物の制服上下以外の見本はないので、ワイシャツやセーターなどはなんとなくのサイズで注文です。

なんだかモヤモヤしました。

しかし、その後が対応がさらにありえないのです!

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