「私の後任となった後輩Aさんの話です。仕事で広報誌を作っていたのですが、私が先輩ということもあり、Aさんにいろいろとアドバイスしていました。しかし、Aさんはアドバイスをとことん無視します」
■後任の男性がとんでもない奴だった!
2021年末に還暦を迎え、この春に定年退職し、その後は再任用で勤務を続けています。
任用先は元の配属だった広報課で、立場的には助言役、相談役といったところ。
バリバリと最前線で働くことはなくなり、少々張り合いに欠ける一方、この立場ならではの悩み事が出てきました。
私の退職後、広報誌担当の係長で、私の後任となったのがAさん(50代後半)です。
この方は同じ広報課ではありましたが、企画係にいた方で、あまり面識はありませんでした。
そして、Aさんは広報誌の作成は初めてということでしたので、私は助言役を任されたのですが...。
「まずは企画原案を作るブレーンストーミングを行って...」
「いや、原案は私が作って提示するようにします」
「広報誌は街の魅力を掘り起こすような方針で進めてきていたので...」
「いや、広報誌の第一義は町政の浸透ですよ。まずは町議会のポイントからでしょう」
私の助言はことごとくAさんに退けられます。
Aさんに言わせれば、自分のやり方と違う、のだそうです。
初めて広報誌に携わるのにずいぶんな自信で、内心は忸怩たる思いでした。
5月に入り、6月号の作成に入ったときのことです。
5月号までは前年度のうちに段取りを進めていたので、6月号からはいよいよAさんがすべてを取りしきる広報誌となります。
すると、ずっと印刷をお願いしていた印刷所からいきなり苦情が入りました。
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