「50代の男性です。近所で起きた当て逃げ事故。犯人は私の妻だという噂を広めた近所の奥さんが許せません!」
■近所で起こった当て逃げ事故。妻が犯人という嘘が!
5年ほど前、妻(当時40代前半)が嘘の噂話に巻き込まれ、とても嫌な思いをした時の話です。
とある平日の夕方、妻が車で子どもを塾に送った帰り、自宅近くの道の狭いカーブを曲がろうとしたときです。
路上に停まっていた車をかわそうとしたのですが、少しハンドルを切りすぎてしまい、ボディを電柱で擦ってしまいました。
それほどスピードを出しておらず、強く当たったわけではなかったため、小さな擦り傷ができた程度で済んだのですが、妻は大変ショックを受けた様子でした。
私は「人を巻き込んだ事故ではないし、修理代も大してかからない程度で済んでよかったね」と慰め、妻も少しずつ落ち着きを取り戻しました。
それから1週間ほどした後、近所の人たちが妻に対してなぜか妙によそよそしい態度をとるようになりました。
まったく身に覚えのなかった妻は、親しい友人に自分が何か不快にさせるようなことをしたのか聞いてみました。
すると、妻の友人から思いもよらぬ話を聞かされ、ショックを受けました。
妻が車を擦ってしまったその当日、昼頃に近所のスーパーの駐車場で当て逃げ事故があったのです。
それを近所に住んでいるAさん(女性)が、私の妻が「当て逃げしたらしい」という噂を流しているそうで、被害に遭われた方もその話を信じているらしいとのことでした。
Aさんは、私たちが引っ越しした当初は仲良くしていたのですが、理由もよく分からないまま急に妻に冷たくするようになった人でした。
明るい性格で次々と友人を作る妻を面白く思っていなかったようで、陰口を言われたこともあり、妻はAさんとの関わりを避けるようになりました。
そこから交流がなかったのですが、どうやら人づてに妻が車を擦ってしまったことを聞いて、そのようなデマを流したようでした。
私たちは被害に遭われた女性のところに行き、時間帯や状況を詳しく聞きました。
分かったのは、その時間は妻に別の用事があり、そのスーパーには行っていなかったこと。
何より車に付いていた加害者と思われる車の塗料と、私たちの車の色が違っていたことが分かり、その方も私の妻が犯人ではないことに納得してくれました。
そして、次に噂を流したAさんのところに向かいました。
■しらばっくれる噂の主。再びスーパーで当て逃げ事故が起きると...
私たちは、Aさんに「妻は当て逃げ犯ではないので、根拠のない噂を流さないように」とお願いしました。
ですが、Aさんは「私はそんな噂は流していないし、車に傷があるのは事実。疑いを持たれるほうが悪い」と憎々しげに言いました。
Aさんが噂を広めた明確な証拠もなく、私たちはとても悔しい思いをする結果となってしまいました。
しかし半年後、再びそのスーパーの駐車場で当て逃げ事故が起こり、状況は一変しました。
件の当て逃げ事故のあと、スーパーが駐車場に監視カメラを設置していたため、その画像を元に調べたところ犯人が見つかりました。
なんと犯人は、妻を犯人呼ばわりしたAさん!
前回の当て逃げも真犯人がAさんだったのではないか、という噂が立っているようでした。
他人を貶めるようなことをすると自分に返ってくるとは...まさにこのことなのだと思いました。
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