「40代の女性です。不思議な間取りの物件は、住むと生活に影響を与えてきそうなオーナー付き? 引っ越しするには怖い賃貸物件に出会ってしまいました」
アラフォー、アラフィフ世代の女性を中心に、実体験エピソードを寄せてもらいました。年齢を重ねると健康や人間関係、お金などさまざまな問題が発生しますが...。あなたならこんな時、どうしますか?
■引っ越し先を探していたときに出会った、ある物件の秘密とは?
私は48歳、1歳年下の夫と10代の娘の3人で暮らしています。
現在、我が家は引っ越しを検討中で、2024年の年明けから時間を見つけては候補の内見に行っています。
そんな中で出会った、ちょっと強烈なキャラクターを持つ方とのエピソードです。
さまざまな条件を考慮して、希望に合いそうな物件を探していますが、いろいろと見ているうちに、たまに風変わりな物件に当たってしまうことがあります。
私たちがあるとき出会ったその物件は、間取りが少し不思議な一軒家でした。
どんな間取りになっているのか、図面で見てもはっきりと分からなかったので、とりあえず下見に行ってみることに。
賃貸物件サイトから内見の予約をして、平日夜に夫と娘と待ち合わせて向かいました。
現地に着いて物件を見て、ようやく理解できました。
どうやら、2世帯住宅の半分を賃貸に貸し出そうとしていることが判明。
ドアの位置などが少し変わった間取りに納得しました。
2世帯用の住宅で、残りの半分には貸主さんが住んでいるとのこと。
つまり、貸主が住んでいるエリアに続くドアがあるわけです。
こういう物件に出会うのは初めてで戸惑いました。
■物件の貸主は少々強引! 私たちのことを気に入った彼女の申し出とは?
案内してくれたのは貸主の女性でした。
80代後半だと思われますが、とてもハキハキと話す元気な方でした。
しかし、少々強引というかおせっかいというか...。
「必要なら置いてある家具はそのまま残すから使っていいよ」とか「困ったらいつでもドアをノックしてくれたらいいよ」とか...。
第一印象は良かったのですが、出会って10分もするうちに、私と夫は危険な香りを感じ始めました。
ここに住むことになったら、私たち家族のプライベートが心配...。
正直、少しだけ好奇心が刺激されましたが、貸主さんにかき回されては、穏やかな生活を送ることはできそうにありません。
私と夫は素早く目配せして、「これは関わるべきではない相手だ」と、お互いの認識を確認しました。
貸主いわく、我が家以外にも現在入居を希望している人が3組いるのそうなのですが、「あなたたちを気に入ったから、優先的に入居させてあげる。明日からでも...」ということ。
しかし、貸し出す部屋に荷物がまだたくさん置いてある状況ですし、明日に入居なんてどう考えても無理です。
強引に話を進めようとする感じもヤバさを加速させ、「前向きに検討して後ほど連絡します!」と丁寧にお礼を言って、逃げるように物件を離れました。
もちろん、その物件への入居は断念し、後日、丁重にお断りの連絡を入れました。
物件自体は広くて立地もよく、私たちの条件に合うものでした。
しかし、もしあの人とものすごく近い距離のご近所さんになっていたら、多分耐えられなくなって、すぐにまた引っ越しする羽目になっていたでしょう。
私たちの判断は賢明なものだったと思っています。
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