「50代の男性です。毎晩、近所の車の騒音に悩まされていたのですが、そんな私を救ったのは、失礼ながら役に立たないだろうと思っていた人でした」
アラフォー、アラフィフ世代の女性を中心に、実体験エピソードを寄せてもらいました。年齢を重ねると健康や人間関係、お金などさまざまな問題が発生しますが...。あなたならこんな時、どうしますか?
■眠れない...ヤンキー一家の騒音に悩まされる日々
近所に住む元ヤン夫婦(40代後半)一家が起こした、騒音トラブルの話です。
私たち一家は静かな周辺環境が気に入り、約10年ほど前にいまの家に引っ越してきました。
期待通り静かで過ごしやすく、近所の人たちも良い人ばかりで、とても良い場所に引っ越せたと家族一同喜んでいました。
約5年前、近所の一軒屋に独りで暮らしていたお婆さんがお亡くなりになり、入れ替わりにその娘さん一家が引っ越してくることになりました。
亡くなったお婆さんは、とても礼儀正しくて人柄も良かったので、その娘さんのご家族もきっと良い人だろうと思っていました。
しかし、昔から住んでいる人たちは不安そうにしていたので、なぜだろうと思っていたのですが、やってきた一家はいかにも元ヤンキーといった格好...。
とりわけ亡くなったお婆さんの娘であるAさんは、金髪でどぎつい化粧と派手な服装で、上品だったお婆さんとは似ても似つかぬ風貌だったのです。
格好だけならまだ害もなく良かったのですが、その一家の生活マナーは最悪で、ゴミ出しのルールなどまったく守ってくれませんでした。
特に私たちを悩ませたのが車の騒音でした。
その一家は車を2台持っていたのですが、いずれも太いマフラーの改造車。
爆音を響かせながら夜遅くに出入りするため、私たちを含む近所のみんなが眠れぬ夜を過ごすことになってしまったのです。
隣の方が「せめて夜だけは運転を控えてほしい」とお願いしたのですが、聞き入れるどころか逆切れされてしまい、その方の家の前で何度もアクセルを吹かせて嫌がらせをする有様。
すっかり困り果ててしまいました。
■どうせ無駄だと思いながらも役所に相談すると予想外の結果に!
何とか解決できないかと、わらをもすがる思いで警察に相談すると、「騒音トラブルについては、まずは役所に相談してください」と言われてしまいました。
しかし、地元出身の大人しい人の多そうな役所の方に、昔から地域で悪名の高い彼女をまともに注意してもらうことはできないだろうし、仮に注意されても聞く耳を持たないだろう...。
我々はすっかり諦めモードになっていました。
ところが、それから1週間くらい経って、役所の方がその一家を訪問した途端、彼らは大人しくなったのです!
我々を悩ませ続けた改造車のマフラーも普通のものに戻り、騒音問題はすっかり解決してしまいました。
役所に陳情に行った隣の方の話によると、「役所の苦情対応を担当するBさんのおかげでは」ということ。
詳しく聞くと、BさんはAさんが昔所属していた不良グループの先輩で、Aさんのこともよく知っていたとのこと。
そして、BさんがAさんの家を訪問して注意したので大人しくなったのではないか、ということでした。
Bさんは、話によると成人したときに更正したのだそうです。
ようやく夜の静寂を取り戻せたことに一安心するとともに、ヤンキーの上下関係の恐ろしさを思い知らされた出来事でした。
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