「40代の女性です。ベッドや布団などで寝るという普通のことができない夫。悪びれずに『どこでも眠れる!』とドヤ顔をする夫に呆れっぱなしです」
アラフォー、アラフィフ世代の女性を中心に、実体験エピソードを寄せてもらいました。年齢を重ねると健康や人間関係、お金などさまざまな問題が発生しますが...。あなたならこんな時、どうしますか?
■学生時代の悪癖⁉ 床でしかで寝られなくなった夫
私より10歳年上の夫は、ベッドや布団ではなく床で寝るのが大好きです。
結婚当初、隣で寝ていると思った夫がいないのでびっくり。
探してみると、廊下のフローリングの上でスヤスヤと寝ていました。
本人はそれを変だと思っていないばかりか、むしろいいことだと思っているようで「どこでも眠れる俺ってすごい!」と、ドヤ顔をします。
このクセの始まりは、30年以上前の大学時代にさかのぼります。
夫は学生時代に演劇部の活動に熱中していて、学生生活のほとんどを部室で過ごしていました。
演劇の脚本執筆に熱中したり、仲間と演劇談義で盛り上がったりで、家に帰るのも億劫になるようで、部室で寝泊まりしていたそうです。
部室にはベッドなんてないので、寝るのは床の上...そんな日々を過ごす中で、硬いところで寝ることに慣れてしまったんだそうです。
硬いところで眠れるのは良いとして、ベッドや布団があるときはあえて硬いところを選ばなくてもいいのに、と思いますよね?
しかし夫いわく、夏は床が冷たくて気持ちいいし、冬はホットカーペットの熱を直接感じられて暖かいとのこと。
「ベッドじゃこうはいかないからな〜やっぱ床なんだよな」
寝返りを打ちながらこんなことを言っています。
■高級な寝具なら寝てくれると思いきや...
そんなある日、夫婦で1泊2日の旅行に行くことになりました。
ちょうど旅行サイトのセールで高級旅館を安く予約することができ、私は大喜び。
旅館は最高で、美しい庭園に快適な温泉、美味しいご飯で1日たっぷり満喫し、あとは寝るだけとなりました。
そして、ふかふかの布団が敷かれていました。
こんなふかふかな布団、初めてです。
「やっぱり高級旅館は違うね、寝心地が別格で家と全然違う!」
そう言いながら2人で感動していました。
布団に入るとあまりの寝心地のよさにすぐ眠ってしまい、私は朝までぐっすり。
夜中に目を覚ましてしまうこともなく熟睡できました。
朝、最高の気持ちで目覚めたのですが...隣で寝ていたはずの夫がいません。
なんと夫、こんなときですらも畳の上で寝ていたのです!
「せっかくのお布団なのに、なんで畳で寝てるの!」
私はびっくりして叫んでしまいましたが、夫は「やっぱりこっちのほうが落ち着くんだよな〜」と寝ぼけながら言っていました。
いくら床で寝るのが好きな夫でも、この日ばかりはちゃんと布団で寝るだろうと思っていましたが、ダメでした。
「あーよく寝た。やっぱり畳はいいなあ! よく寝るとお腹減るね、朝食が楽しみ!」
呑気に言っている夫を見ながら、「こんなときくらいは普通に布団で寝ようよ...」と呆れてしまいました。
- ※
- 健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
- ※
- 記事に使用している画像はイメージです。