部屋の臭いがちょっと...東南アジア料理にハマった60代の友人。しかし意外な弊害が【みなさんの体験記】

「60代の女性です。40年前から海外ひとり旅を楽しんできた友人がいます。彼女が旅先である料理にドハマりして、毎日の朝食にしています」

アラフォー、アラフィフ世代の女性を中心に、実体験エピソードを寄せてもらいました。年齢を重ねると健康や人間関係、お金などさまざまな問題が発生しますが...。あなたならこんな時、どうしますか?

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■海外ひとり旅をしてきた女友達はフォーが大好物

友人のAさん(62歳)は、20代の頃から東南アジアへの旅行が大好きでした。

カンボジアのアンコールワット、インドネシアのバリ島、タイのプーケット... ほとんどが女性のひとり旅です。

「ひとりで怖くないの?」と聞くと「怖いことはいっぱいあったよ」なんて笑って話してくれる素敵な友人です。

そんなAさん、毎朝食べているのがベトナムのフォーです。

20年ほど前にハノイの露店で食べたのがきっかけで、やみつきになってしまったのだとか。

露店は、地元の人々が日常的に利用する場所で、少し言葉が分かれば、そこで他の客や露店のオーナーと交流できます。

これが地元の文化や日常生活に触れる良い機会となって、とても楽しいのだとか。

フォーは、いまでこそベトナム料理の定番として日本でも有名ですが、当時はまだ一般的ではありませんでした。

Aさんは現地に行ったとき、まとめて香辛料やフォーの麺をゲットしてきたのだそうです。

「ラーメンだとスープは塩分が多い印象だけど、フォーはどうなの?」

そう聞いてみたところ、フォーのスープは鶏や牛の骨を煮込んでとった出汁をベースに、たまねぎ、にんにく、生姜、スターアニス、シナモン、カルダモン、コリアンダーシードなどの香辛料を加えて仕上げるそうです。

香辛料がたっぷり入っているので、塩分はそれほどでもないと教えてくれました。

■飲み会の後のフォーは最高! だけど...

そんなAさんが作るフォー、私は何度もごちそうになりました。

Aさんは毎週休みの日にフォーのスープ作りをするそうです。

近くにあるお肉屋さんと仲がいいらしく、鶏や牛の骨を分けてもらっているそうです。

Aさんの家には、女性のひとり暮らしには似つかわしくないほどの大きさの寸胴鍋があります。

その寸胴鍋にバケツ1杯ほどの水を入れて、骨、野菜、香辛料を入れて3~4時間ほど煮込むと1週間分のスープができあがり。

味噌を入れたらスパイシーな味噌汁にもなるのだとか。

フォーの麺は米粉でできているからグルテンフリー、最近は玄米の麺もあるそうで、体にも優しい料理です。

Aさんは、友だちを家に呼んで飲み会をやっては、翌朝はフォーで酔い覚ましをしています。

具材は何でも合うみたいですが、ベランダ菜園で育てているきゅうりや長茄子、ミニトマト、バジル、イタリアンパセリなど、お好みのものを摘んで入れます。

この飲み会、とっても楽しくて、翌朝のフォーも最高です。

ただ、気になるのは臭い...。

彼女の家に行くとインテリアもそうですが、やはり部屋全体に東南アジアの香りが漂っています。

このように香辛料の香りに囲まれ、香辛料ばかり摂っていたら、加齢臭が出たときに拍車をかけるんじゃないか...なんてちょっと気になっている私です。

健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
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