「50代の女性です。客間を勝手に自分の部屋にした上に、夜中に一心不乱に模様替えする夫。模様替えにそこまでこだわりがあるのか、別の理由があるのか...」
アラフォー、アラフィフ世代の女性を中心に、実体験エピソードを寄せてもらいました。年齢を重ねると健康や人間関係、お金などさまざまな問題が発生しますが...。あなたならこんな時、どうしますか?
■午前4時に突然の物音! 泥棒だと思ったら...
約4年前、私(当時55歳)が寝ていると、早朝4時に「ドン!」「ズズズ〜」という、ただならぬ音が聞こえて目覚めました。
「もしかして泥棒!? ベランダから侵入した?」と思い、防犯用の頑丈な傘を持って2階に上がると、夫(当時51歳)が部屋の模様替えをしていました。
そもそもその部屋は、友人が泊まるときのために設けた客間です。
アンティークガラスのランプシェード、ビリジアングリーンのソファベッド、北欧スタイルの木製テーブルをおいて、ごちゃごちゃしないオシャレなインテリアを目指していました。
それが4年前ぐらいから「姿が見えないな」と思うたびに、夫は2階の客間に行っていて、ついにはガッツリ住み着くようになりました。
そして、模様替えを続けた結果、すっかり部屋は夫の巣となっていたのです。
■もう影も形もない夫の巣と化した客間
オシャレを目指していた客間は、夫自慢のアニメコレクションやその他ごちゃごちゃした置物で溢れています。
建て付けのクローゼットや収納用家具でも収まらなくなりました。
ビリジアングリーンのソファベッドは、体重110kgの夫の使用に耐えかねてか、真ん中がへこんだらしく、4冊の漫画雑誌を床との間に挟んで支えてありました。
あまりの変わり様で悲しくなるので、極力その客間を見ないようにしていました。
しかし先日、久しぶりに覗いたら北欧スタイルのテーブルに200冊ほどの漫画本が3段重ねで乗っかっていました...。
たまに泊まる友人たちも、その部屋は「夫の臭いがする」と言って、いつも到着するなり、真っ先に窓を開けて換気します。
こんなはずじゃなかったと思う毎日です。
とにかく迷惑なのが夜中の模様替え。
2週間に1回、つまり1カ月に2回もするのです。
私はすぐ下の部屋で寝ているため、毎回「ドーン!」という物音で起きてしまいます。
夜中に模様替えをする夫の姿を想像すると、「死ぬ間際、模様替えができずに成仏できなかった霊でも乗り移ってるのか?」と、怒りと心配が入り混じった複雑な心境です。
そして、最も不可解なのが、2カ月ほど経つと家具が元の位置に戻っていること。
まあ、どれだけパターンを考えても、家具の数も部屋の大きさも限られているので、いつかは同じ場所に戻るからでしょう。
そんな夫の不可解な模様替えに「そこに意味はあるのか?」と疑念を抱くとともに、大好きだった、あの客間が戻ってこないことに寂しさを感じています。
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