「40代の女性です。学生時代は美人で性格もいいと評判だった友人。いまでも変わらず表向きは素敵な女性なのですが、SNSを始めてから、じわじわとその評価が下がっているようで...」
アラフォー、アラフィフ世代の女性を中心に、実体験エピソードを寄せてもらいました。年齢を重ねると健康や人間関係、お金などさまざまな問題が発生しますが...。あなたならこんな時、どうしますか?
■リッチ自慢の投稿に友人たちはモヤモヤ
学生時代からの友人のYさん(47歳)。
当時から美人で性格もいいと評判でした。
しかし、12年ほど前からSNSを始めたのを境に、彼女の評価は下がり続けています。
本人に自覚はないと思われますが、Yさんの投稿内容に「自慢」が多いのが原因です。
最初の頃は誕生日やクリスマスに、夫からプレゼントされた高級ブランドのバッグやジュエリーなどの写真を載せていました。
その頃は高級品を自慢するというよりも、プレゼントされたことが嬉しいといった感じで、微笑ましく思える内容でした。
Yさんがいい子だとみんな知っていましたし、コメント欄も「素敵なバッグだね」といった、素直な感想ばかりだったのです。
しかし、投稿が一人息子のKくん(17歳)を中心とした内容になるにつれ、みんな「え?」と思うようになりました。
Yさんの話を聞く限り、Kくんは難関中学を受験し、合格するほど頭がいいようです。
「小学生で英検2級合格」
「中学受験の模試でずっと志望校がA評価」
Kくんの成長にあわせて、Yさんはとても誇らしげに、わざわざ評価表や合格通知書の写真まで撮って載せていました。
「Yさんでも子どものこととなると親バカになるんだ~」と、私はあきれながら見ていました。
同世代の子どもを持つ近しい友人たちにとっては、子どもの話題はデリケートだったようで、コメント欄には徐々に嫌味なコメントが目立つようになりました。
Yさんが「塾の個別指導の費用が高額で大変」などと投稿すると「高額の塾に通わせてるって自慢している」と受け取る友人もいたようでした。
Kくんは志望する学校に合格したのですが「その学校は富裕層が多いから、サラリーマン家庭の子どもは肩身が狭いらしいね」など、明らかに嫉妬を交えたコメントがちらほら。
でも、Yさんは気にもせず「夫はまだ部長だから、もっとがんばってもらわないと」などと、謙遜なのか自慢なのか分からないような返答をしていました。
■本人は「報告」のつもりがただの自慢?
Kくんが高校生になると、Yさんの投稿は自身の話題がメインになりました。
高級レストラン閉店のニュースに「このお店は気に入っていて、家族でよく行っていたから残念」とか。
著名な華道家が亡くなられた際には「私も免状を持っていて、この方の作品が好きだったから悲しい」など。
あからさまな自慢話ではないけれど「私はセレブ」とアピールするかのような内容ばかり。
そのほかにも、何かのたびにセレブ自慢ととられても仕方がない投稿のオンパレード。
「一目ぼれした有名作家の北欧家具を海外から個人輸入」
「オークションで一点物のアンティークジュエリーを落札」
「家族のためにフレンチの料理教室に通い始めました」
Yさんとしては「報告」のつもりなのでしょうが、微妙なセレブ自慢に、もはやコメントする友人はいなくなりました。
投稿に悪気はないのでしょうが、私も彼女とは住む世界が違うと思う今日この頃です。
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