「40代女性です。食が細く、お腹を壊しやすかった息子。好き嫌いも激しいため、病気になったときの料理には気を遣っていたのですが、実はアレが一番お腹によかったのか? と思ったエピソードです」
アラフォー、アラフィフ世代の女性を中心に、実体験エピソードを寄せてもらいました。年齢を重ねると健康や人間関係、お金などさまざまな問題が発生しますが...。あなたならこんな時、どうしますか?
■腸が弱くてしょっちゅう腹痛に苦しむ息子の好物は...
息子(15歳)は、小さい頃から好き嫌いが多く、食の細い子でした。
腸も弱く、少しでも食べ過ぎたり冷えたりするとすぐにお腹を壊してしまうので、食事作りは本当に大変でした。
好きな食べ物はカレー、ハンバーグ、寿司、唐揚げ...。
自分の好きな物はご機嫌で食べますが、他の物だと2、3口ほど箸をつけ「もう、お腹いっぱいだからいらない」と言い出す始末。
そんな息子が小学1年生の頃、腹痛と下痢が治まらず1週間も学校を休みました。
私は毎食消化の良い物を作っていましたが、そんなに多彩なメニューを作れるわけでもなく、おじや、うどん、リゾットをローテーションし、少し味を変える程度でした。
そんな食事に飽きた息子が「カレーが食べたい! カレー!」と騒ぎ出しました。
なぜ、数少ない好きな食べ物の中からよりにもよって刺激が強い物を選ぶのか...。
「お腹を壊しているのに刺激の強いカレーなんか食べたら大変なことになっちゃうからダメよ」
そう言って聞かせましたが、家族全員が息子に合わせた食事をしていたので刺激物に飢えていたのも事実でした。
■スパイスが効いたのか...好物のカレーで腹痛から回復!
「お腹を壊しているのにカレーなんか食べたら酷くなるに決まってるわよね? でも、荒療治って言葉があるくらいだから試してみるのも良いかも...」
私はそう悩みましたが、刺激物への誘惑に勝てず、夕飯にカレーを作って家族みんなで食べてしまったのです。
普段と同じカレーでしたが、息子はもちろん大喜びで「わぁ、美味しいね! いままで食べたカレーの中で一番美味しい!」と、その日の夕食は家族で盛り上がりました。
夕食が終わって冷静さを取り戻した私は、息子の腹痛が悪化したらどうしよう...と不安でした。
しかし、悪化すると思っていた息子の腹痛と下痢はカレーを食べた後、不思議なことにピタっと止まったのです。
それから我が家では腹痛が数日続くとカレーを食べて治すという変わった習慣ができました...。
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