「引っ越してから美容室難民だった私(47歳・女性)。そんななか見つけたのが『予約がいらいない美容室』でした。仕事や育児で忙しかった私にとって、空いた時間にふらっと行けるところが魅力的だったのですが...」
アラフォー、アラフィフ世代の女性を中心に、実体験エピソードを寄せてもらいました。年齢を重ねると健康や人間関係、お金などさまざまな問題が発生しますが...。あなたならこんな時、どうしますか?
■「予約のいらない美容室」の気軽さに魅力を感じた私
自分に合う美容室を見つけるのはけっこう難しいですよね。
いまの住まいに引っ越してからというもの、なかなか合う美容室が見つからず、数年間いろんなお店を渡り歩いていました。
そんなある日、ネットで検索していると、とてもリーズナブルな美容室を見つけました。
リーズナブルであることに加えて、「予約がいらない」という言葉が興味を引きました。
予約がいらないということは、仕事や育児に忙しく、美容室に行くタイミングを逃しがちな私にとって「いまなら時間が取れる!」というタイミングで行けます。
非常にありがたい存在に思いました。
2018年頃からその店に数年間、通ってみた感想としては、流行の髪型にしてもらえるわけではありませんでしが、仕上がりは至って無難。
私にはそれで十分でした。
ただ、この美容室には少し困ったところもありました。
スタッフがよく入れ替わるので、指名したい美容師さんが退職や転職をしているということが、美容室に着いてから分かることがよくあったのです。
それでも「予約がいらない」「無難な仕上がり」「リーズナブル」であることが魅力で、私は通い続けていました。
■定休日でもないのに開いてない...「お客さんが来る気配」とは何?
しかし、2022年の春のことです。
いつものようにふらっと美容室を訪れてみると、入口のシャッターが閉まっていたのです。
「もしかして閉店したのかな?」「何かの都合で休んでいるのかな?」
そんなふうに考えながら、美容室を観察してみました。
ところが、閉店や移転のお知らせも臨時休業の貼り紙もなく、電話をしても通じません。
営業終了の予定までまだ1時間。
まじまじと店を見ていると「スタッフ募集」のチラシが飛び込んできました。
ここなら電話が繋がるかも? と電話をしてみると、繋がった先は本社でした。
電話口の人は「休むなどとは聞いていない」と言って、確認してくれることになりました。
しばらくすると店長と名乗る女性から電話がかかってきました。
そして、早々に店を閉めた理由として「お客さんが来る気配がなかったので」と言います。
予約がいらないのであれば、閉店間際に駆け込んで来るお客さんもいるはず。
実際、これまでも閉店間際に来るお客さんを見ています。
お客さんが来る気配というのは、どのようにして感じ取るのでしょうか。
私は、この説明には納得がいきませんでした。
しかし、声の主である店長は、もう70歳以上であろう女性です。
電話の対応すらかなり面倒くさそうにしているので、私も電話を早々に切りました。
それ以来、別の美容室に通うことにしました。
予約が必要にはなりましたが、予約をしているほうが、やはりお互いに時間を無駄にせずに済むことも改めて感じました。
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