「47歳の女性です。西ヨーロッパを友人と旅行していたところ、70代の友人が急な腰痛で動くこともできない状態になりました。当たり前ですが、かかりつけの病院なんてなく、どうしたらいいかとパニックになりました...。すると、そこに救いの神が現れたんです!」
アラフォー、アラフィフ世代の女性を中心に、実体験エピソードを寄せてもらいました。年齢を重ねると健康や人間関係、お金などさまざまな問題が発生しますが...。あなたならこんな時、どうしますか?
■楽しい海外旅行で友人がまさかの腰痛発症
新型コロナが流行する5年ほど前、長年の付き合いがある4人の友人たちと海外旅行に行ったときの話です。
行き先は西ヨーロッパです。
参加したメンバーの年齢はバラバラで、40代から70代まで。
共通の趣味を持つことから、年齢が違っても仲良くしているメンバーでした。
みんな元気に出発して、楽しく観光しました。
特に問題なく過ごしていたのですが、帰国前日になって、70代の友人Aさんが突如、腰痛に襲われました。
本当に突然のことで、周りも本人もびっくり。
Aさんは「いままで腰が痛くなったことなんてなかったのに、どうしてこんなときに?」と、動揺と痛みで涙をポロポロこぼしていたほどです。
日本ならすぐに病院に駆け込むことができますが、海外ではそう簡単にいきません。
旅行保険には入っていたので、日本語対応が可能な病院は調べて控えてきましたが、「腰痛の人を普通の内科に連れて行っても意味がないよね? どうしよう?」と、みんなであたふたしていました。
■たまたま見つけた日本人経営の整体院
とにかく病院を探そうと、インターネットで近隣の医療機関を調べていると、たまたま近くに日本人経営の整体院があることが分かりました。
神様はいたんだ! と大喜びした私たち。
さっそく記載してあった番号に電話をかけたところ、すぐに診察可能とのこと。
このときの安堵した気持ちはいまでも忘れられません。
Aさんはホテルのベッドから起き上がってタクシーに乗るのもつらそうで、一苦労でした。
みんなで支えてなんとかタクシーに乗ってもらい、調べた整体院に辿り着いて、数時間かけて施術してもらったのです。
幸いにも腕がよい整体師さんだったようで、施術後には、Aさんは無理をしなければゆっくりですが、自力で歩ける状態になりました。
あんなに激痛が走っていたのに、そろそろとであれば動けるようになったことにとても驚きました。
どうやら、悪いところを治すというよりも、一時的に痛みが軽減する方法で施術をしてくれたようです。
翌日もゆっくりゆっくり移動して、Aさんも含めて全員で無事に帰国。
大変でしたが、なんとか帰国できてほっとしました。
その後、Aさんは日本で整体院に通い、数年間かけてすっかり完治したようです。
いまでは笑い話ですが、海外で緊急事態に陥るというのは本当に不安なもの。
さっきまで元気だったAさんの激変ぶりに驚いてしまったのをよく覚えています。
あのとき、お世話になった整体師さんには本当に感謝しています。
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