<この体験記を書いた人>
ペンネーム:yobo
性別:女性
年齢:47
プロフィール:体力の限界と戦う2児の母です。
夫と私とは同い年の47歳。
しかし、かなり価値観や生活習慣が異なります。
子どもが生まれてからは特に、夫との感覚の違いに苦しむことが増えていきました。
2021年、子どもたちが小学生になった頃、ついに私の心は限界を迎えてしまいました。
夫を変えることはできない、でも、自分の心も守りたい。
「しばらく距離をおきたい」と私から夫に伝え、夫も了承しました。
そして、夫は自宅近くにある実家で寝泊まりをするようになりました。
もともと、実家に帰っては趣味の時間を楽しんでいたので、夫が実家に寝泊まりをする形での別居はハードルが低かったのです。
この頃、私は子どもの様子を学校と共有するために、月1回ほどのペースでスクールカウンセラーのAさんと会っていました。
夫と別居をして2週間、いつものようにAさんと会いました。
私はこのとき、Aさんに夫と別居し始めたことや、家での子どもたちの様子も変わりがないことを話しました。
するとAさん、私にとって耳を疑うような発言をしたのです。
「パパがかわいそう」
スクールカウンセラーさんという職業の方は、相手のことを否定しないで話を聞いてくれるものだと思っていたので驚きました。
別居をするまでにはさまざまな出来事があり、私の心はたびたび傷ついていました。
もちろん、夫も私に不満があるかもしれません。
それでも、スクールカウンセラーであれば、一旦はこの状況を普通に受け止めてくれると思っていました。
一体、Aさんは我が家の何を知ってこのような発言をしたのでしょう。
夫は学校の用事には顔を出さないので、Aさんとは一切面識がありません。
なのになぜ、Aさんは夫をかばうような発言をするのだろう。
私の心は疑問でいっぱいになりました。
Aさんとの面会時間はいつも1時間ほど。
せっかくなので、私は話の続きをすることにしました。
夫の実家が近いこと、夫はもともとよく1人で趣味の時間を過ごしていたこと、休みの日には子どもは夫に会いに行っていることなども。
その話をしてもなお、Aさんは「パパがかわいそう」と言うのです。
Aさんは30代の女性です。
見た目は可愛らしく、夢見る乙女のような部分も当時はありました。
もしかするとAさんは「現在恋愛の一番楽しい時期を過ごしている最中なのかな?」と考える以外に、あの言葉を納得する手段はありませんでした。
結局、対話の終盤でも「パパがかわいそう」という言葉を聞くことになり、私はげんなりしながら帰りました。
この件以来、Aさんとは会っていませんが、最近になって学校からAさんが産休に入ったことを知らされました。
「パパがかわいそう」発言があった当時のAさんは、やはり結婚間近の楽しい時期だったようです。
どんなに仲の良い夫婦でも、産後は何かしら起きることが多いと聞きます。
Aさんが夢見ていた世界は果たして産後も同じであったのか、気になるところです。
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