「だから男の料理は迷惑...!」引退した70代の父が料理に凝りだしたら...やっぱり!

<この体験記を書いた人>

ペンネーム:ごんちき
性別:男性
年齢:48
プロフィール:東北地方の会社員です。妻と2人暮らし。

「だから男の料理は迷惑...!」引退した70代の父が料理に凝りだしたら...やっぱり! 33.jpg

私の両親(70代)のお話です。

両親は隣町で2人で暮らしています。

喧嘩ばかりしていて仲が良いように見えないのですが、何とか50年も夫婦を続けています。

現在、父は会社を退職してからアルバイト、小遣いを稼ぎながら年金暮らしをしています。

母はずいぶん前から専業主婦となっています。

父は会社を退職してから暇になったのか、家事を手伝うようになりました。

会社員時代に単身赴任で1人暮らしをしていたこともあり、掃除、洗濯、料理も一通りこなせます。

特に料理は、会社員になる前に飲食店でアルバイトをしていたので、なかなかの腕前です。

母が作ったことのないような料理を作っては、私たちに振る舞ってくれます。

洋食や和食など何でも作れて、味は美味しいのですが「美味しいだろ?」とか「隠し味が何か分かる?」など、しつこく聞いてくるので少々辟易しています。

母は「私が作った料理には感想なんて言ったことなんてないのに何よ!」と不満のよう。

さらに、母に言わせれば大きな問題が1つあります。

それは料理の材料費が掛かりすぎて、家計にとっては負担が大きすぎることです。

例えば、あるお正月。

父は張り切って「今年は俺が伊達巻きと栗きんとんを作る」と言い出しました。

母と2人暮らしなので、スーパーで出来合いのものであれば、2000円で十分な物が買えます。

しかし、父はまず材料の調達から凝ります。

サツマイモ、栗の甘露煮、くちなしの実などの食材を購入してきたのですが「外国産はイヤ」と言い出して国産品を購入してきました。

材料とは別に、す巻きやこし器やらも購入してきました。

それも100円均一で買えばよいものをホームセンターで立派な物を購入してくるので、さらに高額になってしまいました。

挙げ句の果てに料理本まで購入してしまう始末。

結局、なんだかんだで5000円以上もする伊達巻と栗きんとんが完成...。

母も困っているようでしたが、家事を一切しないでパチンコなどに行くよりはマシと思い、何も言いませんでした。

しかし、その後も父の凝った料理は止まらず、和洋中からしまいにはお菓子作りにまで手を出し始めてしまいました。

そのため、両親の家には1回しか使われない調味料や調理器具がどんどんと増えていきました。

さすがに母も言って聞かせなければと思い始めているようです。

でも、言い過ぎて拗ねてしまい、何もしてくれなくなるのもまずいと思い、なかなか言い出せずにいます。

家事に全く興味を示さない夫も困りものですが、料理にかかる費用を無視して手伝ってくる父にも困ったものだと母は頭を抱えています。

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