<この体験記を書いた人>
ペンネーム:ぴっぴ
性別:女性
年齢:43
プロフィール:小学生高学年と低学年の2人の子どもを持つパート主婦です。
私の実父(70代前半)はアルコール依存症で絶縁状態です。
現在、実父は1人暮らしをしていますが、私が小さい頃からお酒を飲んでは豹変し、家族に当たり散らしてとても大変でした。
そんなこともあって、結婚するときに父と夫(40代後半)を会わせるときはとてもストレスを感じていたのですが、夫はうまく父と接してくれました。
そのときに過去のことを包み隠さず話したおかげで、夫は私がアルコール依存症の実父から苦しめられてきたこと、そして、お酒の飲み過ぎはいけないことを分かっています。
しかし、年齢を重ねるにつれ、夫の酒量がだんだん増えてきているのです。
また、お酒が弱くなったせいか、最近立て続けにひどく酔っ払うことがありました。
先日、仕事の付き合いで夫が飲みに行ったときのことです。
玄関のチャイムがなってドアを開けると、夫は壁にもたれながら、赤ら顔で「あ〜、たらいまぁ~」と、ろれつも回っていない状態でした。
それを見た瞬間、私は父を思い出してしまいぞっとしました。
「なんでそんなになるまで飲んだのよ!」
そう怒りつつ脱衣場まで連れて行き、とりあえず服を脱がせて風呂の椅子に座らせ、簡単にシャワーだけ浴びてもらいましたが、よろけて倒れそうなためずっと見守っていました。
パジャマを着せている間も夫がうるさかったため、下の子ども(小学校低学年)が起きてしまいました。
夫は上機嫌で「抱っこしようか!」と近寄ろうとします。
自分だけでも倒れそうなのに、子どもを抱き上げるなんて!
頭にきた私は「そんなふらふらなのに抱っこしようとしないで!」と怒鳴りました。
そして子どもに「お父さんは酔っぱらっているから早く寝なさい!」と寝室に行かせました。
その後、酔い覚ましに水やウコンを飲ませて寝かせたのですが、一晩中響く大音量のいびきにイライラと悲しさが止まりませんでした。
翌朝、夫は寝る前にしっかり水を飲んだせいか、二日酔いにならずにすんだようです。
「帰ってきたのは覚えてるよ。いや、本当にそんなに酔ってなかったんだって...!」
なんて言い訳していましたが、私はあの姿が目にこびりついています。
本当に泥酔したときの父のようでした。
お酒を飲むなとは言いません。
でも、泥酔すれば危ないですし、あんな姿はもう見せないでほしいと頼んだところ「ごめんね」と謝ってくれたのに、それから1カ月後くらいにまた同じ状態で帰ってきました...。
父の酒量が増えたのもちょうど40代頃からだったと思います。
夫も父のようになって、ひどく嫌ってしまうんじゃないか...と不安を感じています。
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