<この体験記を書いた人>
ペンネーム:ぴっぴ
性別:女性
年齢:43
プロフィール:小学生高学年と低学年の2人の子どもを持つパート主婦です。
夫(40代後半)が筋トレに目覚めました。
小さい頃は肥満児だった夫は、大学生になってから猛烈なダイエットをし、それ以降は普通体型を維持してきました。
ただ、加齢のせいか、最近少しおなかがぽっちゃりしていました。
夫は「もうあの頃には戻りたくない」という気持ちが強いようで、いろいろと節制をし始めて、自宅で行う筋トレにハマりました。
夫はさまざまなトレーニングのメソッドを本で読み、ネットで調べ、どうやったら健康に体重管理ができるか学びました。
自分の弱点である「ぽっちゃり体型」に効く独自メニューを作り、試行錯誤しながらメニューを変え、本格的なトレーニングに励むようになったのです。
夫のトレーニングは毎朝5時半から始まります。
まだ外が薄暗いなか、部屋に響くハーハーという激しい息切れの音...。
私が起きる6時頃には、筋トレで疲れ切っていても、表情だけはやたら晴れやかな夫がいます。
それから風呂に入り、すっきりした顔で出てきます。
運動は健康につながるのでもちろん歓迎です。
ただ、夫のトレーニングは行き過ぎなのではと思ってしまいます。
筋トレを習慣にしたことで、夫の体は変わっていきました。
そこで、当初の体重管理という目的が「マッチョになりたい!」に変わったようです。
徹底した糖質制限とプロテインの投入が始まりました。
さらにおもりを取り外しして調整できる本格的なダンベルを買い、どんどん負荷を上げていきました。
筋トレを始めて半年ほどたった夫は、いままでとは別人のようにムキムキに変身しました。
しかし、筋肉の増加とは反比例して、顔はげっそりとしてきたのです。
痩せたせいで頬骨が出てきて、これは栄養不足なのでは? と思うほどに...。
早朝トレーニングのために就寝時間が早いので、夫婦の会話も激減してしまいました。
筋トレは構いませんがちゃんと食べてほしいですし、家族の時間がほぼ筋トレに奪われてしまったことにはモヤモヤします。
細かい不満は他にもあって、以前、私は夫が床に無造作に置いたダンベルにつまずいて足を怪我してしまいました。
「なんでこんなところに凶器みたいなでかいダンベル置きっぱなしにするの⁉」
イラ立つポイントはそれだけでなく、通販で頻繁に届くプロテイン(粉)、プロテインバー、アミノ酸、栄養補助食品、糖質制限系の食材などにうんざりです。
また、早朝夫が起きて、ダンベルでトレーニングするカチャカチャ音(おもりの付け替えをしている音)とハァ...ハァ...という息切れの音で私は起きてしまい、寝不足気味になることも。
なぜこうも極端にしかできないのか、筋トレもほどほどにしてほしいと思ってしまいます。
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