「老けた？」「疲れている？」容姿に対するデリカシーのない言葉が私を変えていく...

私には1歳上の母方の従姉（52歳）がいます。

20歳頃までは同じ市内に住んでいたので、母（当時40歳前後）と一緒に従姉の家に行ったり、従姉が遊びに来たりで、お互いの家を行き来して親しくしていました。

ただ、従姉は私よりも1歳上だからなのか、昔から「上から目線」なところがあります。

小学校の低学年のときは、毎年夏休みに母の実家にみんなで遊びに行っていました。

お盆の時期に合わせて4、5日ほど泊まっていて、最初の数日は仲良く遊んでいましたが、3日目、4日目になると暇になり、従姉とも少し険悪な雰囲気になることがたまにありました。

そんなとき、従姉をそれまでニックネームで呼んでいたのですが、「これからは○○って呼ばないでくれる？」と言われたことがあります。

従姉も場の雰囲気にイライラしていたのだと思います。

私は一人っ子なので、年の近い身内との接し方がヘタだったのかもしれません。

従姉にそんなふうに言われて、カチンときていました。

姉妹なら喧嘩になるかもしれませんが、小学生の私はとても大人しい性格だったので、言われるがままでした。

成長するにつれて、母の実家にも行かなくなり、行っても日帰りになって従姉とだんだん遊ばなくなっていったのですが、結婚、出産を機にまた従姉と会うようになったのです。

従姉は私に会うと必ずびっくりした顔で、

「老けた？　痩せた？」

「疲れている？」

と言ってきます。

会って一番にこのセリフなので、ちょっと嫌になってしまいます。

2022年11月に会ったときも「びっくりしちゃった！　大丈夫⁉　老けた？　痩せた？」と言われました。

また、一緒に写真を撮ったら「男の子みたいだね」と言うので、イラっとして「髪の毛を結んでいるからじゃない？」と言い返しました。

上から目線の嫌味なのかと思っていたのですが、従姉はずっと変わらないので、私が考え方を変えることにしました。

友だちや職場の人は「老けた？」なんてなかなか言いませんので、従姉のこの言葉はむしろありがたいことだと。

男の子のように見えるのなら、髪をおろしてイメチェンしようと思いました。

痩せたように見えるなら、食事や体調管理に気をつけてベスト体重を維持するように。

ズバズバ言う友人なら「老けた？」と言うかもしれませんが、普通はあまり言わないですよね。

従姉の言葉を自分を変えるためのバロメーターにして、若々しく見えるように頑張りたいと思います。