<この体験記を書いた人>
ペンネーム:ミリー
性別:女性
年齢:49
プロフィール:念願の電動自転車を購入しました。知らない街をぷらぷらしつつ、ダイエットもできたらいいなぁ!
数カ月前、我が家の斜め向かいに建売住宅が建ちました。
売り出しと同時くらいに買い手が決まり、30代前半くらいのAさんファミリーが引っ越してきました。
夫婦と2人の子どもの4人家族で、引っ越しのあいさつに来た際に「4歳と6歳の男の子なので騒がしいと思いますがよろしくお願いします」と言われました。
小さい子どもが2人ということで賑やかになりそうと思いましたが、ふたを開けてみれば問題は子どもでなく親のほうでした。
このAさん夫婦、子どもを2人だけで道路で遊ばせて出かけてしまう、とんでもない親だったのです。
うちの前はあまり車の通らない細い道ですが、たまにすごいスピードで自転車が走ってくるので、事故の可能性がゼロとは言えません。
しかし親は知らん顔で、一緒に外で遊んでいる姿をほぼ見たことがないのです。
ある日曜日、午後3時くらいに子どもの大きな泣き声がしました。
何事かと窓から見てみると、4歳の下の子が大きな声で怒りながら地団駄を踏んで泣いていました。
数分たっても泣き止まないので、声をかけようと外に出ました。
困り果てた顔で横に立っている上の子に「どうしたの?」と聞くと「あめ落としちゃった。もう食べれないから泣いちゃったの」と言うのです。
足元を見ると、砂と泥がくっついてぐちゃぐちゃになったあめが転がっていました。
上の子が必死になだめているのですが、下の子はまったく泣き止む様子がありません。
親はどこかと聞くと「知らないの」と言い、ピンポンを押しても誰も出ません。
あまりに不憫なので「うちで預かります」と置き手紙をポストに入れ、我が家で親の帰りを待つことにしました。
うちにあった似たようなあめをあげると喜んで食べ、リビングで絵を描くなどして機嫌よく遊んで待っていました。
しばらくすると車のドアがバン! と閉まる音がしたので(Aさん夫婦はいつも車のドアの開け閉め音が異様にうるさい)見てみると、買い物袋を両手に持った夫婦が帰ってきました。
5分くらいしてピンポンが鳴り「ご迷惑かけてすいません」と早口で言うお母さん。
大きな身振りで子どもたちに「早くしなさい!」と促すと、目も合わせずにそそくさと出て行ったのです。
それから数日後、また外で子どもが泣いている声がしました。
窓を開けていたので、外の声は家中に響き渡ります。
同時にAさんの怒鳴り声も聞こえました。
「あんたが泣いたらまたお向かいさんに聞こえちゃうでしょ! 子どもの泣き声が嫌いな人もいんのよ! 静かにしなさい!!!」
これって私のこと...!? 頭が真っ白になりました。
親切心で子どもを預かっただけなのに、まさかこんな扱いをされるなんて...!
心底イヤーな気持ちになり、あの日の行動はただのお節介だったの? といまだにモヤモヤしています。
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