<この体験記を書いた人>
ペンネーム:とらとら
性別:女性
年齢:54
プロフィール:アラフィフ兼業主婦。最近友人にプールに誘われましたが、もう水着を着る勇気がありません。
今年54歳になる兼業主婦です。
これは今から15年ほど前、現在24歳の私の息子がまだ小学生だった頃の話です。
息子のクラスにA君という転校生がやってきました。
A君自身は近所の方にも元気に挨拶ができる子で特に問題はなかったのですが、A君ママ(当時35歳くらい)が少し困った人だったのです。
ブランド物に身を包み、近所の方に引っ越してきて早々に言い放った言葉は衝撃でした。
「私は東京から引っ越してきたので、皆さんと感覚が少し違うかもしれませんがよろしくお願いしますね」
さも自分はセレブなんだぞと言わんばかりのマウント発言に私たちはドン引き。
学校でも彼女の態度は変わらず、授業参観ではA君より他の保護者の方の服装や持ち物を余さずチェック。
ちょっとしたブランド物のバックを持っていようものなら「どちらで買われたんですか?」と聞いてくるような感じです。
当然、ママ友の間で評判がいいはずもなく「あの人なんなのっ!」と憤慨している方もいるほどでした。
しかし、その夏にスカッとする出来事が起こりました。
地域の親子会で海に行ったときのことです。
AママはCママ(30代)のお子さんが水着を着ていないのを見るや否や、うれしそうに声をあげました。
「あなたのお子さんに水着も買ってあげられないの? 水着も買えない貧乏人なんか海に来なければよかったのに」
どうやらAママは水着に着替えてないことを、貧乏だからだと勝手に思い込んだようでした。
しかし、実はCさんは地元では知らない人はいない会社の社長婦人でした。
前日までCママのお子さんの体調が悪かったので、親子会にどうしても行きたいとせがむ子どもに、海には入らない約束で参加していたそうです。
そのため、水着を持ってこなかっただけなのですが、Cママも喧嘩を好む方ではないので、Aママの言葉をあえて聞き流していたようでした。
しかし、親子会の最後まで同じようなことを言い続けていたAママのことを帰宅後、家族に伝えたのでしょう。
Aママの旦那さんにとって、Cママの旦那さんはクライアントだったそうです。
後日それとなくCママ夫さんからAママ夫さんにその話が伝わり、AママはCママ宅に謝りに行かされたそうです。
Aママはどうやら自分の夫にもしこたま怒られたようで、そこからは彼女のマウントはなくなったどころか、かなりおとなしくなってくれました。
罰が当たったんだねーヤレヤレとみんなで苦笑していました。
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