<この体験記を書いた人>
ペンネーム:とらとら
性別:女性
年齢:53
プロフィール:アラフィフ兼業主婦。かなりの天パーで雨の日はすごくうねります。
今年54歳になる兼業主婦です。
今から10年ほど前、息子(現在19歳)がまだ小学生の頃の話です。
当時は子育てに集中しており、仕事もセーブしていて、休みの日にはママ友とよくお茶会などを開いていました。
しかし当時、ママ友のお茶会を私の家で行うたびに、洗面台に置いてあるヘアオイルが減っていることがありました。
私は幼い頃からくせ毛に悩まされています。
シャンプーを変えたり、ストレートパーマをかけてみたり、いろいろと試していました。
その洗面台に置いてあるヘアオイルもブランド物で、少し値段はしますが、わざわざ取り寄せて使っていました。
家族はそのことを知っていますし、あまり使わないようにと伝えてあるので、それまで急激に減ることはありませんでした。
ただ、その話をママ友とお茶を飲みながら何気なく話した頃から、やけに減りが早くなったのです。
そこで、ママ友会が私の家で開かれる前に、普通に見れば気づかない程度でヘアオイルのボトルにマジックで印をつけて、ママ友が帰ったあと残量をチェックしてみました。
すると、やはりママ友会の後にオイルが減っていたのです。
すごく減っていたわけではなく、1、2回使った程度の微妙な量でしたが、確実にその日の朝より減っていました。
事前に家族には伝えておいたので、家族が使ったとは考えにくい状況です。
しかし、どのママ友がそんなことをしているのかまでは分かりませんでした。
他のものも注意して見るようにしていましたが、金銭的なものがなくなるわけでもなく、被害があったのはヘアオイルだけ。
誰かに相談しようにも、その方が犯人かもしれません。
モヤモヤとしたまま月日は流れ、子どもが大きくなったこともあり、ママ友会は自然に消滅しました。
オイルの件をすっかり忘れた頃、ママ友の一人が窃盗で捕まったとうわさになったのです。
その方は、他のママ友の家に行ってはトイレットペーパーや芳香剤、香水やシャンプーなど、ほんの少しずつですが気づかれないように拝借していたそうです。
私も当然「もしかして私のヘアオイルをとったのもその人だったのでは?」と思いました。
しかし、しばらく連絡すらとっていない方だったのと、蒸し返したところで当時の証拠は何もなかったので、特に追及はしませんでした。
しかし、10年たった今でも私は当時と同じヘアオイルを使っており、そのボトルを見るたびにあのときの嫌な気持ちを思い出します。
「やっぱりあの時、誰かに相談していたら良かったかも......」などと考えてしまい、少しモヤッとしています。
人気記事:《漫画》お酒が飲めない私。友人2人との飲み会で「気を遣わないでどんどん飲んで」と言った結果<前編>
人気記事:《漫画》土産に高級ステーキ肉を持ち帰った私。受け取った義母の反応が...なんか変?<前編>
- ※
- 健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
- ※
- 記事に使用している画像はイメージです。