<この体験記を書いた人>
ペンネーム:うさぎ
性別:女性
年齢:51
プロフィール:51歳のパート主婦。子どもの学校のお弁当作りをがんばっています!
娘(当時2歳)が保育園に通っていた12年ほど前の話です。
当時、私(当時39歳)はママ友になかなか恵まれませんでした。
出産直前まで働いていたこともあって、妊婦の友人はいませんでした。
また、出産時の産院でもその前後の週は産む人が少なくて、産院のベットもガラガラの状態。
もちろん、ママ友がいないからといって生活できないわけではありませんが、産院からも「ママ友できた?」なんて聞かれると複雑な気持ちになりました。
ママ友がいないことが恥ずかしいような、悪いことのような気がして、精神的に追い詰められていました。
市で開かれる、生後2カ月から集まる「赤ちゃん教室」にも行きました。
そこで知り合ったママと、半ば強引に連絡先を交換してランチの約束などもしましたが、会ったら会ったでなんだか気疲れしてしまって「なんか違うよね」と思っていました。
このように、なかなか上手くいかなかったママ友作り。
最初は悩みましたが、悩むくらいなら一人でいようと思うようになりました。
私はもともと家にずっといたいタイプではなく、娘が2歳になる頃、パートを探すのと同時に保育園探しも始めました。
認可保育園はもう定員だったので、少人数の子どもを預かる無認可保育園に通うことが決まりました。
そこで同じクラスになったママが、とても良い方だったのです。
最初に話し掛けてくれたそのママは、私よりもかなり若く見えました。
ママ友作りに失敗していた私は少し気後れしていたのですが、そのママはあまり細かいことは気にしないタイプのようで、年上の私にも気さくに接してくれました。
私はすぐに年齢を聞くのもどうかと思い、半年ほどたってから聞いたところ、なんと20代後半で、アラフォーだった私と一回りも年が離れていました。
でも、気配りができて、気軽におしゃべりしてくれる彼女のおかげで、それまで一人で育児を頑張らなきゃと思っていた私は随分と救われました。
気の合う友人って年齢差は関係ないのですね。
また、彼女を通じて他のママとも交流できるようになり、何人かと仲良くなることができました。
みなさん共働きという共通点もあり、いろいろと相談できて心強かったです。
卒園のときに、そのママから記念品として、子ども同士でおそろいのハンカチをもらいました。
娘がそのハンカチを小学校に持っていくたびに思い出し、優しい気持ちになりました。
彼女が自然体で接してくれたから、私も心を開くことができたのだと思います。
私も彼女のように、出会った人、これから出会う人に優しい気持ちを持ってもらえるように接していこうと思います。
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