<この体験記を書いた人>
ペンネーム:ぴち
性別:男性
年齢:52
プロフィール:若いころのようにたくさん食べることができなくなってきた52歳です。
8年ほど前の話になります。
当時44歳の私と、38歳の妻とで買い物に出かけた休日、ランチにラーメン屋さんに入ったときのことです。
そのラーメン屋さん、地元ではなかなかの人気店です。
この日は平日の午後1時過ぎではありましたが、お客さんの入りは6割ほど。
入り口で食券を買い、店員さんに勧められた席に着くと、私たちの席の近くに、とても体の大きな男性が一人で来店されていました。
その男性、見た目が「安田大サーカス」のヒロ君にそっくりで、体格からして「いかにも食べそう!」と思わずにいられません。
店員さんの「お待たせしました~!」の声とともに彼の席に運ばれてきたのは、なんと特盛ラーメンに特盛チャーハン、餃子3人前。
メニューを見ると、特盛ラーメンは麺3玉分を使用しているとのことで、ラーメンの丼はとても大きく、見るだけでもお腹が膨れそうです。
テーブルから溢れそうなほどの量の料理を見た私たちは「やっぱり食べるよなぁ」と思わず感心してしまいました。
間もなく私たちの注文した並盛ラーメンが運ばれてきました。
並といえど多めに感じるその量を見て、改めて彼の注文した量のすごさを実感します。
私たちも早速ラーメンをいただきました。
人気店だけに、とてもおいしいラーメンでした。
私たちはヒロ君のことを忘れ、自分のラーメンの味を楽しんでいたのですが、すると、ヒロ君が「すみませ~ん」と店員さんを呼びました。
「特盛カレーと、ライス3人前追加お願いします」
まさかの追加注文をしたのです。
ラーメンとチャーハンを特盛で食べて、なお特盛カレーとかいけるんだ?
想像を絶する彼の食欲には、もはや敬服しかありません。
私たちは、それぞれが注文したラーメンを食べ終え、店を出ようとしたころ、追加の特盛カレーとライス3人前が彼の元へ運ばれて行きました。
そのカレーの量たるや、何か他のメニューと合わせて頼むような代物ではありません。
私たちはそこまでで店を後にしたので、彼の完食する姿を見ることはできませんでしたが、きっと何事もなかったかのように完食したのでしょう。
あんなに食べる人ってテレビでしか見たことがなかった私たち夫婦でしたが、実際目の当たりにし、感動すら覚えてしまいました。
ヒロ君には、くれぐれも健康に留意してもらいながら、たくさんご飯を食べてもらい、多くの人たちに感動を与えてもらいたいな、と願うばかりです。
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