夫の「信じられない一言」。夜遅くまで帰ってこない娘を必死に探し、助けを求めたら...!

<この体験記を書いた人>

ペンネーム:クロ
性別:女性
年齢:44
プロフィール:上は社会人、下は小学生の5人のママです。子どもたちの成長を見守りながら、悪戦苦闘して頑張っています。

夫の「信じられない一言」。夜遅くまで帰ってこない娘を必死に探し、助けを求めたら...! 8.jpg

2013年、長女が10歳の頃の話です。

長女は昔から、友だちの影響を受けやすい子どもでした。

おとなしい友だちと仲がいいときは、先生から特に何も言われず平和でしたが、反対にやんちゃな友だちと仲良くなると、一緒になって問題行動を起こし、よく怒られていました。

親としては、友だちを選んでくれたらと常々思っていましたが、流される長女に問題があるのは明白で、どうしたものかと思っていました。

その頃、特に仲が良かった友だちが、近所に住んでいる中学1年生のAちゃん。

Aちゃんは小学生の頃から問題行動の多い子でしたが、中学生になってからは夜中に出歩くようになっていました。

そんな夏休みのある日、Aちゃんと遊んでいた長女が夕方を過ぎても帰ってきません。

連絡の取りようもなく、夜9時を過ぎました。

夫(34歳)は、娘が帰ってこないことなど気にもせずゲームに夢中でした。

帰ってきていないことを言っても「そのうち帰ってくるやろ」と言って、オンラインゲームの仲間たちと楽しそうにチャットしながら動こうとしませんでした。

夫に呆れつつ、私は一人で自転車で探しに行きました。

以前からAちゃんがたまり場にしている家が、自転車で10分ほどの所にあることは知っていたので、とりあえずそこに行ってみました。

家の前には遅い時間にもかかわらず、数人の中学生くらいの男の子がいてしゃべっていました。

その中に二人の姿がないのを確認し、近くを探していると、遠くに娘とAちゃんを見つけました。

私に気付いた途端、走り出したので追いかけましたが、逃げられてしまいました。

仕方がないので、近くに自転車を止めて真っ暗な中、息を潜めて待つこと数分。

二人を再度発見し、追いかけてやっとの思いで捕まえました。

しかし、おとなしく帰ろうとはせず、一人では無理だと判断し、夫に電話をかけました。

「見つけたけど暴れるし、連れて帰るのしんどいから車で来てほしい」

そうお願いしたのですが夫は即答で...。

「今ゲームしてるから無理。30分ぐらい後やったら行けるけど」

その時点で夜10時を過ぎ、暑さと疲れもあいまって、夫に言い返すのも面倒になり「もういいわ」と電話を切りました。

その後は、無理やり娘とAちゃんを連れて帰りました。

普段から、夫はゲームにのめり込んでいて、家族で出かけるときに夫のゲーム待ちで時間が遅れたこともあります。

しかし、子どもよりもゲームが優先とは思ってもいませんでした。

娘の行動に疲れた以上に、夫の言動で精神的に疲れました。

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