<この体験記を書いた人>
ペンネーム:マナ
性別:女性
年齢:42
プロフィール:42歳ワーキングマザー。夫と10歳息子の三人家族です。
今から13年ほど前、結婚したばかりだった28歳の頃から続く話です。
義父の実家(今は誰もいないのですがお墓があります)は東北なのですが、毎年雪解けの5月のゴールデンウィークと、お盆にお墓参りに行くのが恒例になっています。
嫁いだばかりの私は、夫と旅行に行く気分で楽しみにしていました。
しかし、年に2回も行くので、回数を重ねるごとに段々と飽きてきてしまいました。
なぜなら「いつも同じ」だからです。
同じ時間に出発し、同じ高速道路の同じPA、SAに停まる、お土産も悩むこともなく同じものを買う。
そして、同じルートで親戚の家に寄り、同じ場所で同じお土産を買い、お墓参りをして同じ場所でお昼ご飯を食べる、もちろんメニューも同じで、同じ時間に出発して帰路につくのです。
帰りのPA、SAも一緒。
これが毎回のルーティーンです。
私の実家では、どこかに出かけるとしたら毎回違うところに寄るようにして新しい出会いを楽しみにしていたので、私は「また同じなの?」とギャップを感じてしまいました。
いつも遠い東北まで行くのにナビも見ないで行けるなんてすごいなぁ~、と最初は感心していたのですが、毎回同じルートなら誰でも覚えます。
数年後に分かったのですが、夫はいつも親が同じルートしか行かないので、夫自身も同じルートじゃないと不安になるのだそう。
道はさすがに何度も通っているから覚えただけで、本当は結構な方向音痴。
いつもと違う場所に行くと、途端に道を間違えてしまいます。
同居している義母から「同じ」にこだわるのは、義父が発端だと聞きました。
しかし義母は違って、本当はいろいろなところに行きたいタイプだそう。
実際、義父が亡くなって私たちの車でお墓参りに行くようになると、あちらこちらに行きたがるようになりました。
そんな感じなので、義母は新しいところでも平気なのだと思ったのですが、変なこだわりがありました。
帰りが遅くなって入ったことのないレストランに入ったとき、食べるものがない、と言ってほとんど残してしまうのです。
義母もやっぱり新しいことは苦手なよう...また、一緒に住んでいる叔母(義母の姉)も同じで、これは義実家の遺伝だなと思いました。
日常生活も毎日同じルーティーンで過ごしていて、新しいことは受け入れられないでいます。
夫も昔から義母の作った物しか食べられない、他の家には行けないなどあったみたいで、友だちが集まるのは必ず自分の家、義母の作るご飯だったそうです。
私と付き合うようになって、なんとか私の作ったものも食べるようになりましたが、基本的に義母のご飯が大好きです。
この連鎖を断ち切って、息子にはどんどん新しい物を受け入れていく柔軟性を持ってもらいたいと思っている今日この頃です。
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