<この体験記を書いた人>
ペンネーム:やまと
性別:女性
年齢:42
プロフィール:夫と二人暮らしの主婦です。
8年くらい前、副業として週に2日くらいだけ派遣で働いていた会社がありました。
そこの仕事はとてもお給料が良く、仕事内容も比較的楽だったので、なるべく長く続けたいと思っていました。
時期はちょうど年末、私はお世話になっているその会社に年賀状を出すことにしました。
そして年明け、私の年賀状は好評だったようで、何人かの社員さんから声をかけられました。
「いろんな派遣さんがいるけど、年賀状までくれるのはあなたが初めてだよ。これからもよろしく頼みますね」
「今どききちんと年賀状を書くなんてしっかりしているね。僕も見習わなきゃ」
こんなことを言われて、会社のみなさんとの関係が良くなったと思って嬉しくなりました。
しかし、1人の男性社員(40代)がこんなことを言いました。
「年賀状見たよ、○○に住んでるんだね。良いマンション住んでんじゃん」
私はびっくりして「そんなことないですよ」と言うと、男性社員はさらに続けました。
「またまた~、実はネットで画像検索したんだよね、なんかすごい良いマンションでびっくりしたよ」
なんと、年賀状の私の住所をわざわざネットで調べて、住んでいたマンションを特定していたのです。
当時、私は友人とルームシェアしていました。
そのため、一般的な一人暮らし用のマンションと比べて、広くて家賃も高かったのです。
また、たまたまそのマンションは築年数も浅く、中身に比べて外観はとてもきれいでした。
「友人とルームシェアしているんです」
「それ本当に友だちなの~?」
ニヤニヤする男性社員を、一瞬とても不快に感じました。
「もちろん、女の子の友だちですよ」
「本当は彼氏なんじゃないの? ねえ、どんな人? お金持ちの彼氏に家賃払ってもらってるとか?」
いくらルームシェアだと答えても的外れな詮索をしてきました。
人のプライベートを勝手に調べて妄想でこんなことを言うなんて、失礼にも程がある!
怒りを込めて「本当に女友だちですよ」と言うと、男性社員は「はは、冗談だよ」などと言ってどこかに行ってしまいました。
しかし、それだけでは終わりませんでした。
あるとき、この男性社員が他の社員に携帯を見せて楽しそうにしていて、通りかかったときに声をかけてきました。
「今、君のマンションの話をしてたんだけどさ、やっぱいいとこに住んでるよね~」
なんと、私のマンションの画像を他の人にも見せてネタにしていたようです。
勝手に調べたものを他の人にまで拡散して喜ぶなんて気持ち悪い...。
今考えれば上司に相談するなどの方法がありましたが、当時の私は会社との関係が悪くなると考えて、その男性社員が飽きるのを待つしかできませんでした。
良かれと思って出した年賀状ですが、出すんじゃなかったと後悔した出来事でした。
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