<この体験記を書いた人>
ペンネーム:クロ
性別:女性
年齢:44
プロフィール:上は社会人、下は小学生の5人のママです。子どもたちの成長を見守りながら、悪戦苦闘して頑張っています。
2013年、長女が小学校5年生、10歳だった頃の話です。
ある夜、夫(当時34歳)と私は2階のリビングに一緒にいました。
夫は大好きなゲームに夢中で、私ものんびりとくつろいでいました。
すると突然、3階からドタドタと走って降りてくる足音が。
いつものことなので「うるさいなー」とぼやいていたら、血相を変えた次男(6歳)がやって来て「お姉ちゃんが窓から飛び降りるって!」と言うではありませんか。
私は驚いて、慌てて3階に駆け上がりました。
出窓のところに上っていた長女を見た瞬間、血の気が引くのが分かりました。
長女を抱きかかえて下ろしたところで、ホッとしてしゃがみ込みました。
お互いに少し落ち着き、話を聞くことができたのは、10分ほどしてからだったと思います。
長女いわく、長男(12歳)とけんかになり、衝動的に死んでやると思ったそうです。
昔からしょっちゅうけんかしているのに、「なんで死ぬって発想になるの?」と不思議で怖くなりました。
その後も長女の話を聞きながら、冷静になったのを確認してから寝かせました。
疲れたと思いながら2階に降りると、夫は何事もなかったかのように、さっきと同じくゲームをしています。
その姿を見て最初は呆然としましたが、「私が必死で子どもと向き合ってるときにお前は何をしてるんや!」と徐々に怒りが込み上げてきました。
「子どもが飛び降りるって、死ぬって言ってるのに、なんで来ないの?」
そのときの夫の答えは、今思い出しても頭に来ます。
「どうせ飛び降りるわけないやろ」
こっちも見ず、ゲームをしながら言いました。
一瞬、この人は何を言ってるんだろうと呆気に取られました。
私が行っていなければ、飛び降りて死んでいたかもしれないのに...いろいろな思いが頭を駆け巡りましたが、あまりにも最低すぎる言葉と態度に、怒りも冷めてしまいました。
以前から夫は、積極的に子どもに関わる人間ではありませんでした。
夫のほうから学校や友だちについて質問することはなく、通知表を置いておいても自分から見ようとはしません。
そんな夫ですが、子どもから話をすると耳を傾け、お願いされたことは叶え、一緒にゲームをしたり、外で遊んだりすることはあります。
夫は「一緒に遊んだり、お菓子を買ってきたりしてる。俺はいい父親だ」と思っているようです。
今までも夫を不満に思うことはたくさんありましたが、今回のことは全くの別格で、心底幻滅しました。
夫に子育てを任せられないし、もうあてにしないと決めた瞬間でした。
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