<この体験記を書いた人>
ペンネーム:うさぎ
性別:女性
年齢:50
プロフィール:50歳のパート主婦です。
今から17年前ぐらいの出来事です。
私たち夫婦(当時2人とも33歳)は結婚して5、6年たっていましたが、子どもはまだいなかったので、友人とスキーや旅行に出かけていました。
結婚当初から夫の両親(当時義父57歳、義母50歳)と同居していて、私としても休日は家にいるよりも、出かけていたほうが気晴らしになっていたのです。
地元で結婚して学生時代からの友人も多く、一緒に週末を楽しんでいました。
その頃、夫の友人Aさん(当時33歳)が結婚することになり、相手の女性(当時26歳)を私たちに紹介してくれました。
お相手は7歳年下で近隣の県に住んでいる方でした。
すでにAさんの実家には、長男夫婦が親御さんと同居しているとのこと。
Aさんも結婚するまでは実家暮らしでしたが、三男ということもあり、結婚を機に実家を出ました。
友人夫婦も一緒にAさんの新居に遊びに行ったり、休日を利用して一緒に出かけたりして仲良くしていました。
会社の保養所を利用した旅行のときです。
いろいろ話す中で、親の話になりました。
あまり重い話はしたくないので「同居は大変だよ~」と軽く流そうとしました。
すると、Aさんの奥さんは「同居なんて当たり前だよ!」と私に向かって言うではありませんか。
私は一瞬「???」と固まってしまいました。
Aさん夫婦も同居を経験しているならともかく、三男で別居、しかも長男夫婦がいるので、今後も同居の心配はありません。
たまに会ったりときどき泊まったりするのと、同居するのは全然違います。
同居がいかに大変か知りもしないくせに、偉そうに意見をする態度にはらわたが煮えくり返りました。
同居をしていて、私が大変に感じていたのは食事でした。
お義父さんが私の作った食事が気に入らなくて、家庭内の雰囲気が悪くなっていたのです。
お義父さんが仕事で帰宅したあと、食卓を見渡してコンビニに弁当を買いに行ったこともありました。
でも、私がここで不満をぶちまけたり、言い返したりしてはせっかくの旅行が台無しになってしまいます。
このときはグッと我慢しました。
帰ってから私の友人に連絡して、いろいろ話を聞いてもらいました。
この友人もAさんの奥さんのことは知っています。
詳しくは聞けませんでしたが、Aさんの奥さんは、その友人にも子どものことで爆弾発言をしたことがあったらしく、状況を分かってくれて私も気分が落ち着きました。
でも、何十年たっても「同居なんて当たり前」の言葉が忘れられません。
その後、私はAさん夫婦とは疎遠になっていましたが、先日Aさんのお母さんが亡くなり連絡が来ました。
私たち夫婦でお通夜に行って久しぶりにAさんと奥さんに会いました。
奥さんもあの頃はまだ26歳で若かったのでしょう。
今は少し角が取れた印象を受けました。
人気記事:《漫画》「うらやましい。私も流産したい」と言い放った同僚。18年前の言葉が許せない<前編>
人気記事:《漫画》月2万円渡して「残ったら君のお小遣い♪」ってアホか! 波乱すぎる娘と彼氏の初同棲<前編>
人気記事:「あんたのお母さんはイジメてもイジメても出て行かへんな?」終わらない姑の嫁いびり《かづ》
- ※
- 健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
- ※
- 記事に使用している画像はイメージです。