<この体験記を書いた人>
ペンネーム:くもりのち晴れ
性別:女性
年齢:65
プロフィール:78歳の夫と2人暮らしの会社員です。
2022年春、今年も野球シーズンがやってきました。
78歳の夫は大の野球好きで、贔屓の球団の試合を全部で観戦しなければ我慢できないため、有料のチャンネルを契約しています。
日がな一日暇にしている夫は、気に入った番組がなければ、映画チャンネルを見たり、将棋アプリで対戦したりしています。
そんな中、近ごろさまざまな生活用品や食材、光熱費などが値上げされているため、家計への影響が心配でならない私。
野球や映画、対戦将棋も費用が発生しており、しかもすべて私の名前で契約しているので、支払は私の口座からです。
少しでも支出を減らそうと思い、「〇〇(スポーツチャンネル)がいきなり値上げしたから、解約しようと思います」と夫に相談しました。
すると、夫は支離滅裂なことを言います。
「ラジオじゃ野球はつまらん。インターネット代いくら払ってるん? インターネットの契約止めれば安くなるやろ」
「え! いいの? 回線の契約を止めると映画や野球を見ることも、将棋もできなくなりますよ」
「なんでや!」
うーん...。
当たり前ですが、有料チャンネルはインターネット回線から契約して見ています。
この仕組みをどう説明すれば理解してくれるのでしょうか...きっと無理でしょうね。
夫は殿様気質で、ネット契約からタブレットの購入、タブレット用アプリのダウンロード、そしてTVのアプリを視聴できるよう設定まで、面倒なことは全て私にやらせます。
夫は指一本で遊ぶのみ、リモコンを操作して見るのみです。
説明しても理解してくれないので、すべてすぐに使えるようにお膳立てしてきました。
ですが、少々甘やかしすぎてしまったかもしれません。
娯楽だけでなく、日々の生活においてもそうです。
孫たちとはLINEなどでやり取りをするのですが、近頃はプレゼントをあれこれ選んで贈る作業はしなくなってしまいました。
味気ないと思いつつも、誕生日プレゼントとしてスマホ決済アプリの送金機能を利用したギフトカードを送っています。
そのほうが孫たちも好みの物を購入できると喜んでいるようです。
その際、夫がLINEか電話で「おめでとう!」と伝えればいいのですが、私に「伝えてくれ!」と命令するだけ。
そのうえ「お礼の言葉はあったか」などと確認してきます。
夫は、利用しているタブレット端末に誰かのメッセージが届いた通知がポップアップされても、横目で見るだけで、アプリを開こうとはしません。
何度も説明するのですが、面倒なのか自ら操作はせず、写真や動画などは私が開いて見せてあげなければなりません。
仕組みを理解しようとせず、便利で簡単なものだけ利用したい夫にどうしてもモヤモヤします。
ちなみに、スポーツの動画視聴は結局続けることになりました。
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