<この体験記を書いた人>
ペンネーム:クロ
性別:女性
年齢:44
プロフィール:上は社会人、下は小学生の5人のママです。子どもたちの成長を見守りながら、悪戦苦闘して頑張っています。
4年前の話です。
次男(11歳)の同級生のお母さん(40代)とママ友になりました。
同じクラスになって仲良くなった子どもたちが、お互いの家を行き来するようになったのがトラブルのきっかけでした。
そのママ友は年齢が近く、気さくなタイプだったので、一緒にいて凄く楽しかったのです。
私はあまり話すのが得意ではなく、ママ友を作ることも苦手でした。
他のお母さん方とはあいさつ程度の関係だったので、こんなに仲良くなれるママ友ができてとても嬉しかったのを覚えています。
この関係がずっと続けばと思っていましたが、ある日を境におかしくなってしまいました。
ある日のこと、彼女からのLINEが届きました。
「子どもの服を整理してたんだけど、サイズアウトしたのあるからもらってくれない? まだきれいだし着れるから」
次男はママ友の子どもよりだいぶ背も低く小さかったのと、弟(6歳)もいるので言ってくれたのだと思います。
「次男が友達のおさがりが嫌だと言っても、弟に着せれるな~」
好意を無下にするのも悪いと思い、「嬉しいなーありがとう!」と返事をしました。
後日、彼女の家に取りに行くと「お姉ちゃん(13歳)の着ない服もあるんだけど、妹ちゃん(8歳)着るかなー」と、女の子の服も大量に用意されていました。
想像していたよりはるかに多い服の量にビックリしましたが、せっかくなのでありがたくもらうことにしました。
「着てくれない人にはあげたくないからさー」と言われ、「着るよー助かる」と本当にその時は嬉しかったのです。
幸い、次男は服に対してこだわりがなく、もらった服を喜んで着てくれました。
友だちとの関係も今まで通り変わらず、私とママ友の関係も変わったようには感じていませんでした。
しかし数カ月後、彼女から「服をもらってほしい」とまたLINEが来ました。
「この前たくさんもらったし、まだ着てない服もあるから」と返したのですが、「家まで持って行くから」と私の言うことに聞く耳を持たずに、本当に家まで服を持って来ました。
さすがに追い返すわけにもいかず、断ることもできずにまたもらってしまいました。
もらった物の中には別の子の名前が書かれた服や、絶対着ないと思う変な服もあって困りました。
しかし、「あげた服は着てくれてる?」と確認されたり、「子ども多いから服は何着あっても困らないよね」と持って来たりするので、それまでのように楽しく話せなくなっていきました。
2年もすると渡す服がなくなったのか段々と回数が減っていき、そのまま疎遠になりました。
ただ単に服が邪魔だったのか、それとも違う何かがあったのか...今となっては真意は不明です。
関係が壊れてしまったのは本当に残念でしたが、いらない服の押しつけから解放されて良かったと思っています。
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