【歩けないし喋れない。でも】「障がいがあるから家族の邪魔」ではなくて、前向きな行動は家族にとって

<この体験記を書いた人>

ペンネーム:トムワリ
性別:男性
年齢:60
プロフィール:関西に住む還暦すぎの障がい者です。

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現在、還暦を過ぎたばかりの障がい者です。

大学を卒業して、しばらくしてから親の家業を継ぎました。

49歳のときに脳梗塞を患い右半身麻痺になりましたが、リハビリのおかげで何とか再就職したものの、それから5年後、今度は脳内出血を起こしました。

このときは状態がひどくて思うようにリハビリも進まず、いまだに再就職できていません。

私の父もその両親もみんな脳疾患で亡くなっており、私も血圧が高かったのになぜもっと自己管理できなかったのか、後悔先に立たずです。

妻と2人の子どもがいるのですが、当時はまだ2人とも小学生で、早く元気になって少しでもみんなの負担を軽くしてあげたい気持ちでいっぱいでした。

金銭的にも日常生活における様々な支援もありますが、自立したい、自分のことは自分でやりたいのです。

ですが、どうしてもできないこともあります。

今は妻と子どもたちと一緒に外出できるように、リハビリを頑張っています。

そして少しでもお金を稼ぎたい、邪魔者とは思われたくない気持ちが強くあります。

私が前向きな行動をすると、みんなのモヤモヤが少しは晴れるように感じるので、できないことも多いのですが、自分でできることをもっと探していく前向きな気持ちが大切なのだと分かりました。

歩けないし喋れないし、こんな状態でどうして働けるんだろうと思っていたのですが、ケアマネジャーが、テレワークでできるデータ入力の仕事を見つけてくれました。

子どもたちも「それならこれ使って」と言って、障がいがある私でも使えるようにカスタマイズしたパソコンを用意してくれました。

今は毎日、この作業所で朝9時から午後2時まで仕事をしています。

MOS(マイクロソフト・オフィス・スペシャリスト)の資格も取ってスキルアップを目指しています。

今後はもう少し難易度の高い仕事を受けるのが目標です。

まともに動けなくなってからの11年はあっという間でしたが、病気で仕事を失い、家族みんながモヤモヤしている状態から、少しはスッキリしてきたように思うのです。

そんな私が最近よく考えることがあります。

不幸な出来事はいつ起こるか分かりません。

そんなときこそ問題を家族で共有し、みんなで力を合わせて、モヤモヤを乗り切って欲しいです。

一人ひとりが起きたことを嘆くばかりでなく、厳しく優しく向き合うことでモヤモヤも少しずつ晴れてきます。

我が家もまだまだこれからですが、私はこんな状態でもやりたいことがいっぱいあるのです。

半年前に九州で生まれた初孫に会いたい。

コロナに気を付けなければいけないし、私の体のこともあるので大変ですが、一つずつやっていきたいと思っています。

今になって考えてみると、私が「家族の邪魔になっている」という思いは、少し自意識過剰だったのかなと思います。

でも、それくらい強い気持ちじゃないと、あんなに頑張れなかったのかなとも思います。

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