【孫を避ける祖父】そんなことで...小学生の孫に冷たい態度を取り続けた驚きの理由

<この体験記を書いた人>

ペンネーム:まるおじ
性別:男性
年齢:53
プロフィール:専業主婦の妻と高校生、小学生の子ども2人の4人家族の父です。年明けから子どもの中学・大学のダブル受験で大忙しでした。

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2016年の冬に発覚した私の父の話です。

当時70代半ばだった父と、孫である私の息子は、なぜか長年ギクシャクした関係が続いていました。

そうはいっても、息子は私の両親にとっては初孫であり、父も誕生時は大変喜んで、目に入れても痛くないくらいにかわいがってくれていました。

息子が幼稚園を卒園するくらいまでは、毎週のように私たちの家に来て一緒に遊んだり、お盆や正月には一週間くらい息子だけを自分たちの家に泊まらせたりと、ごく普通の祖父と孫として楽しそうに接していました。

ところが、息子が小学生になった頃から、突然父の態度がおかしくなりました。

あれだけ息子に会うのを楽しみにしていたのが嘘のよう。

私たちの家に来なくなったばかりか、家族で両親の家に遊びに行ったときも、息子とはあまり話をしようとしなくなりました。

ちょうどそのころに下の娘が産まれたので、一時的に関心が孫娘に移ったのかと思ったのですが、それからも一向に変わらず息子と距離を置こうとしていました。

息子もそれを察して悲しそうにするため、私は父になぜ最近息子に冷たい態度を取るのかと問い詰めましたが、父はそんなことはない、と言うだけでした。

その後も下の娘とは楽しそうに遊んだり話し込んだりするのに、息子とはぎこちない状態になることが続きました。

なぜ父の息子への態度が変わったのか母に聞いても、父の怒りを買うような出来事は思い当たる節がなく、母も戸惑っているとのことでした。

息子もだんだん父と会うのを嫌がるようになり、私自身も父の態度に納得がいかないことから、両親の家に行くこともなくなっていきました。

そして、息子が小学校高学年になってもこのような状態が続いていた2016年の正月、久々に両親の家に家族で泊まることになったときのことです。

夕食後、お互いに酔っていたこともあり、私と父は息子のことで口論になりました。

すると、父が突然、息子を避けていた理由を告白したのですが...。

「孫には自分の強いところを見せないといけないと思っていた。なのに、まだ幼稚園の年長だった孫とバトミントンをして負けてしまった。孫に弱いところを見られて恥ずかしくなり上手く接することができなくなった」

予想の斜め上の理由に、私は仰天するやら呆れるやらで、怒る気力もなくなりましたが...。

「いい年してそんなことにいつまでもこだわらないで。息子も悲しんでいるよ」

そう言ったところ、長年溜め込んでいた思いを言ってスッキリしたのか、それから父はだんだん昔のように息子とも楽しそうに話をするようになりました。

しかし、バドミントンに負けただけで息子を避けていたとは...あまりの負けず嫌いと頑固ぶりは私には理解不能です。

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